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7点(レビュー数:9人)

作者弐瓶勉

巻数15巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:2009年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 00:47:03

あらすじ 宇宙空間で繰り広げられる、対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)との戦闘! 少年は震える体で命の火を燃やす!! 太陽系が奇居子に破壊されて千年。人類の繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する、巨大なる播種船・シドニアで育った少年・谷風長道(たにかぜながて)は、継衛(ツグモリ)と呼ばれる大型兵器への搭乗を許される。長道の命を賭(と)した戦いが今ここに幕を開ける!

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この漫画のレビュー

6点 booさん

孤高のSF漫画家弐瓶勉のちょっとラブコメ風味のロボットSF。

ブラム学園で開眼した?萌えを十八番のSFに取り入れるという恐らく他にない取り組みをしている作品です。
SF部分は相変わらずおもしろい。予想できないハードな展開、巨大ロボット「衛人」と奇居子の戦闘シーンは今までにない見応えがある。また主人公谷風の出生や奇居子の謎など伏線の散りばめ方も巧い。
ラブコメ部分は…うーん。

BLAMEの頃の硬派なSFが大分様変わりしてしまった。作品世界はきちんと説明される代わりにその広大さはなりを潜め、絵は洗練されたものの読者を圧倒する力は下がったように思う。若い頃の勢いはずっとは続かないということだろうか。
恐らく私は弐瓶勉の話や絵などの荒削りさに惹かれていた部分がすごくあって、そういう意味では全体的に洗練された感のある今作はあまり気に入ってはいません。そっちの方向性に行って欲しくなかったなというか。
また今作の特色である学園もの的な部分が全く楽しくない。三角関係的な恋愛要素は話の邪魔にしか感じないし、ちょいちょい挟まれる微エロはそもそも需要あるのかな?

今までの弐瓶ファンとするとちょっとなと思う部分もありつつも良SFではあります。次作以降もこの路線で行くならちょっと心配です。 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-08 16:23:26] [修正:2011-08-08 16:29:10]

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