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7.66点(レビュー数:3人)

作者横山光輝

原作新田次郎

巻数5巻 (完結)

連載誌描き下ろし:1988年~ / 講談社

更新時刻 2010-12-07 21:14:10

あらすじ 甲斐の武田家は名将・信玄を病により失う。後継者となった勝頼は父・信玄の悲願であった上洛を果たそうとするのだが・・・・・

備考 同名の歴史小説を漫画化した物で、「武田信玄」の続編にあたる。

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この漫画のレビュー

7点 gundam22vさん

超有名で今も武名が轟く武田信玄亡き後、それを勝頼が継いでたった10年で滅んでしまった衝撃的な事実。普通のドラマでは信玄死亡、途中で長篠敗北・武田滅亡とあっさりになりがちな行間を描いた稀有な作品です。結果論から導かれる通俗的な勝頼が暗愚で無能だったからという部分を否定しながらも、美化擁護というほどの演出にはなっていない(武将として信長や家康が恐れる優れた部分を描きながら、跡目を継いでも身内を纏めたり、抑え込めず勝機を逃したり、改革を先送りにしている部分などは可哀想の一言では済まない)ところには中立性を感じて評価出来ます。他は横山漫画の長所や短所を含めて同じですが題材の良さに個性を感じる作品です。展開に考えさせられつつ実質戦うことさえも出来ないでドミノ倒しみたいに武田が滅んで行く終盤の物悲しさは心に来るものがありました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-02-28 20:27:31] [修正:2015-03-01 06:54:19]

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