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7点(レビュー数:4人)

作者樹なつみ

巻数19巻 (完結)

連載誌LaLa:1992年~ / 白泉社

更新時刻 2009-12-02 23:27:58

あらすじ 東京に暮らす普通の大学生・七地健生は、舞台取材同行のアルバイトで島根県にある道返神社を訪れる事になり、ついでに家族に持たされた代々伝わる飾太刀をこの神社に奉納しようと考えていた。
この時、道返神社では次期宗主である布椎闇己の為の秘祭が行われていた。本祭の夜、意図せず禁域に迷い込み、最後の儀式を覗いてしまう七地。その眼前で、闇己は宗主の証である神剣・迦具土を前宗主の海潮から受け取り、そしてある使命を告げられる…。
(Wikipediaより抜粋)

備考 1997年、第21回講談社漫画賞を受賞。
 

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八雲立つのレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

7点 臼井健士さん

吉田秋生先生の「BANANA FISH」のアッシュと英二の2人が「東京BABYLON」をやる話(笑)
シャーマンとして類まれなる素質を持つも心の中に闇を抱える闇己と、一見善良なだけで何の力も無いようで周囲の人間を和ませる健。この2人を中心にして時折、2人の前世に当たる古代編を挿入して綴られていくストーリーは現代の暗部をも浮き彫りにしていく。
少女漫画ながら恋愛の要素は薄く、あくまで男2人を中心に話が展開していくのは異色。
ただ・・闇己がラストで健の甥っ子に生まれ変わりましたって・・・両親はどうすりゃいいのよ。(笑)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-17 23:01:56] [修正:2010-07-17 23:01:56] [このレビューのURL]

8点 もも治良さん

 美しさがテーマの漫画家さんによる日本美の漫画。市立図書館にあったのを見たときには驚いた・・・古代の日本と現代の日本を行き来しながら進むストーリーは(やりすぎ)迫力満点です。
 
 この作者は男も女も少年も少女もちっちゃい子も大好きですね、そして作品群を見ればわかる様に国際派です。
 黒人も白人もアラブもアジア人もその他も何もかも、それに有難いことに当然の様に日本人も大好きな様です、すごいですね。別に変な意味じゃないんですが。


 そんな人による日本と日本人の美しさに的を絞った漫画がこれです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-21 14:34:17] [修正:2009-12-21 15:38:42] [このレビューのURL]

7点 ガチャピンさん

[ネタバレあり]

主人公である闇己と健生が古代出雲族が残した怨念を封じ込めるために、神剣を探すお話。途中から古代編が絡んでくる。

少女マンガであるが、男でも普通に読める。
大まかな話が一巻弱ほどでまとまっており、読みやすい。
また、日本の文化や書物、歴史に至るまで、よく下調べしてあるので、世界観に不自然な点は余り見受けられない。そこから浮き彫りにされる日本の古い風習の問題などもちらほら。

難点は闇己と健生の友情が行き過ぎ感があり、見方によっては気持ち悪い。それは考え方次第。
また、七地のキャラが余りにスカスカになっていく気がする。闇己の慰め役?

ラストシーンはかなり謎。
生き返らせる必要あったのか?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-01 23:51:57] [修正:2007-08-01 23:51:57] [このレビューのURL]

6点 ラヴィレさん

[ネタバレあり]

巫女・・っつーか、シャーマンがメインキャラの漫画。

古代日本の巫女(男)と、その巫女のために神刀を作った鍛冶師がでてくる古代編と

その巫女の子孫の、シャーマンとして天才的な素質を持った少年と
鍛冶師の子孫で、潜在能力を秘めている青年が出会うことにより話が始まる現代編とにわかれる。

人間関係は複雑で、結構どろどろしているが、
片方の主人公七地の能天気さによってそこまで暗い雰囲気ではない。
またこの七地により、もう一人の主人公闇己が、だんだんと明るくなっていく。

全巻読み終わった後の感想として。

中盤までは本当に面白いとおもっていた。
でも後半、話を収束させるにあたってか、
またキャラクターを増やしすぎたためか
すべてのキャラへの配慮がたりていない。

あと、七地の性格がはっきりしていないように思う。
人間味が感じられない。
なんか最後はホモ漫画にしか見えない。

あー否定形ばっかだ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-21 13:17:14] [修正:2007-04-21 13:17:14] [このレビューのURL]


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