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7点(レビュー数:2人)

作者山口つばさ

巻数6巻 (連載中)

連載誌月刊アフタヌーン:2017年~ / 講談社

更新時刻 2018-12-13 18:17:35

あらすじ 成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!

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ブルーピリオドのレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

7点 勾玉さん

デビュー曲「夜に駆ける」が2020年の国内総合ソングチャート1位を獲得した
男女2人組ユニットのYOASOBI。
小説を元に作曲を行うという特異なコンセプトを持つ彼らが放った5作目のシングルが、
この漫画にインスパイアされたという「群青」だ。
この歌を聴いた時、なんて実直で明け透けな歌詞なんだろうと思うと同時に、
歌の題材となった漫画を読んでみたいと率直に思った。

そのあと実際に読んでみて感じたのは、
「群青」が紛れもなくこの漫画の主人公のことを歌った曲だと言うことだ、
金髪ピアスという外見とは裏腹に、内面は意外なほど繊細で打たれ弱く、
また物事に対してひたむきな姿はまさしく群青の歌詞で抱いていた人物像と合致する、
本来、悪ぶった優等生といったキャラクターは主人公としては感情移入しにくい部類だが、
何の支障もなく彼の心情に寄り添えたのは、この歌を聴いていたからだろう。

ここまで書いておいて今更だが、メディアミックスでもない歌をメインに取り上げて
むしろ本編そっちのけで語ってしまっていることを謝りたい。
しかし、群青という歌がきっかけでこの漫画を読み始めた自分にとって、
もはやこの歌と漫画を切り離して考えることは難しい、
漫画を読んでいる時は歌が頭の中で自然とリピートするし、
「群青」の歌が流れていれば漫画の場面が思い浮かぶ、
この感覚は他ではなかなか得難い体験だと思い、「群青」を紹介する形のレビューを綴らせてもらった。

取って付けた感じになるが、漫画本編も美大受験を扱った新鮮で興味深い内容だった、
ジェンダー色が強めな点や、劇中の絵に提供者の名前がクレジットされていて現実に引き戻される点など、
気になるところはあるが、目標に向かって切磋琢磨する物語は万人にオススメできる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-01-10 22:54:51] [修正:2021-01-10 23:11:16] [このレビューのURL]

作者が藝大出身らしいのでデッサンだったり、構図取りが上手です。ページに奥行を形成したり、空間の出現が鮮やかです。
ただただリアルなデッサンだけじゃく、キャンバスのような矩形のコマ構成、反自然的なフィクションとしての陰影の効果も生み出してます。

天才と凡人、夢と空虚などの対比を人物の位置や光と影の明暗で描いてます。トーンが水彩っぽいタッチで新しいし、心情と合致してます。
主人公が成長するときや変化するときは光が差すんですが、視覚的戦略が天晴です。

「桐島、部活やめるってよ」の宏樹が夢を見つけられた話って例えてる人がいてなるほどおと膝を打ちました。的確に言い表してるなと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2020-04-05 19:52:56] [修正:2020-04-05 19:52:56] [このレビューのURL]


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