ホーム > 少年漫画 > 週刊少年マガジン > 1・2の三四郎

7.57点(レビュー数:7人)

作者小林まこと

巻数20巻 (完結)

連載誌週刊少年マガジン:1979年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:36:23

あらすじ 日本一の闘魂男、東三四郎登場!! ラグビー部を追われた三四郎は、レスリング部の西上馬之助、空手部の南小路虎吉、転校生・北条志乃と4人で、廃部寸前の柔道部を格闘部として再生することになった。県下一強いラグビー部は、学園内でも女の子たちに騒がれる人気クラブ。三四郎がラグビー部を追われたのには、ある理由があった。

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1・2の三四郎のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全7 件

8点 まれらさん

[ネタバレあり]

作品全体が3期に分かれると思うが、それぞれが随分違った印象を受ける。トータルで考えても、スポーツ漫画の名作にしてギャグ漫画の傑作である。
<ラグビー編>
正直なところ普通のギャグ漫画。面白くはあるが、もしここで終わっていれば、月並みな漫画で終わっていた。
<柔道編>
格闘団体戦ものの元祖ではないかと思う。しかし「団体戦に出られない程の弱小チーム」「別の競技の経験者」「なぜか混じっている素人」など、王道のパターンはほとんど出揃っているように思う。YAWARAも五所瓦も、すべてのルーツはここにある。
反則も含めた数々の技はきわめてアグレッシブで、プロレス編への伏線は十分だった。
<プロレス編>
ストーリーと試合場面の緩急が絶妙なので、筋だけ追って行っても十分面白いとは思うが、何と言っても素晴らしいのは作者のプロレス(また格闘技全般)への思い入れである。試合場面は丹念に描かれていて、恐らく目の肥えたプロレスファンでも納得の出来だろう。三四郎がスーパーマンではなく、根性の人として描かれるあたりも「闘魂」に忠実でひたすら熱い。
ギャグの合間に放り込まれるプロレスネタも小気味よい。作中に実名で登場する猪木をはじめ、シンやブッチャーやハンセンのエピソードがちりばめられ、プロレスが熱かった往年の雰囲気が蘇る。
ラグビー編から比較したら、キャラやストーリーなど別の漫画のようであるが、「闘魂」という一貫した主題が花開くのは、まさにこのプロレス編だと言って良い。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-12-01 00:20:38] [修正:2007-12-01 00:20:38] [このレビューのURL]

8点 Leonさん

熱さと笑いがこれでもかと詰まった少年漫画のお手本のような傑作。
ラグビー編はまだこなれていない印象だったが、柔道編からは
加速度的に面白くなっていった。プロレス編は三四郎の集大成って
感じで三四郎をはじめとするプロレスラーはどれも魅力的で
引き込まれていった。絵柄も親しみやすくコマ割りも時に大胆で
画的にも読みごたえは十分だった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2021-07-15 20:54:06] [修正:2022-03-30 07:35:36] [このレビューのURL]

6点 torinokidさん

結構好きな作品。端的に言うとスポ根ギャグマンガ。
お笑いとスポ根のバランスが素晴らしい。

登場人物はどいつもこいつも基本的にバカなんだけど非常に魅力的。
まさに愛すべきバカ連中。

なかいま強氏なんかは本作品に相当影響受けてるんじゃないかなあ、
と勝手に想像してしまう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-08 11:04:31] [修正:2012-09-18 18:24:51] [このレビューのURL]

6点 朔太さん

小林まことが出現した1980年代には、とんでもないギャグセンスを持った

新人が現れたと期待しました。その当時、本作品を毎週楽しみにしていました。

ただ、今読み返してみるとそうでも・・。ギャグマンガは時代背景とともにあるのかな。

その後の作品は全て読破しています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-03 10:26:18] [修正:2011-01-03 10:26:18] [このレビューのURL]

7点 スケフサさん

読んでいくにつれて引き込まれていく。

印象としては、序盤普通で、そこからおもしろそうな匂いがジワジワしてきて、やっぱりおもしろくて、気がつけばのめりこんでいた。

ギャグは笑えて、ここぞという時には熱くさせる。少年マンガのお手本的マンガだとも思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-25 19:25:59] [修正:2010-10-25 19:25:59] [このレビューのURL]

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