天〜天和通りの快男児〜のレビュー
8点 春江花さん
麻雀漫画としては6点。麻雀漫画ではなくなった後の、
死を前にしたアカギを送る最終編は10点。トータルで8点。
アカギ編とでも呼ぶべき最終盤は、最も油の乗っていた時期の
アカギを通した作者の人生観にただただ感銘を受けます。
人情物から始まり、麻雀漫画になり、最後は死生観の問題に
作者自身が真正面から取り組んで一つの答えを描き出しています。
この作品は私の中で福本漫画の最高傑作です。
15巻の終わりから始まるアカギの通夜編は本当に掛け値なしで
名作だと思います。
前知識なしでそこだけ読んでも面白いとは思いますが、
圧倒的なカタルシスを完全に味わうには、麻雀を知らない人が
読むといささかわかりづらい「天」のこれまでの話と、
「アカギ」を事前に読んでおくことが求められます。
これは少し敷居が高いと思います。
ですがそれだけの価値はあります。
この漫画はタイトルは「天」ですが、読者の影であるひろゆきと、
アカギのための漫画といっても過言ではありませんから。
「カイジ」と「アカギ」の知名度が高い作者ですが、漫画として
作者の主義主張を強く感じられる骨太な作品は、この「天」と
「銀と金」が双璧だと思います。
大人にこそ読んでほしい漫画です。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2011-03-26 21:03:34] [修正:2011-03-26 21:03:34] [このレビューのURL]
8点 paranaさん
この作品は天がヘタレを演じていた序盤、天が超一流の雀ゴロとなった長い東西決戦、そして赤木のお通夜の三部に分けられると思います。
序盤は5点。
東西決戦は8点。
天、赤木、原田、曽我、銀次、ひろゆきなど個性のある打ち手の策と策とのぶつかりあいの闘牌。
(言うまでもなく赤木は人気がありすぎて、スピンオフ作品「アカギ」が出た程)
特殊ルールの下でアイデアが練りに練られた闘牌は麻雀マンガの歴史に残ると言ってもいいくらいとにかつ熱い。夢中にさせられる。
また、「ざわざわ」という心理描写が生まれた瞬間でもある(おそらく)。
アカギのお通夜編は10点。
麻雀シーンはないのだが、福本先生の人生観が現れており、福本先生のメッセージが心に響く。
自分の中では天が福本作品の一番のお気に入りです。
8点を超えるところがところどころありましたが、作品全体を通して8点とさせていただきました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-03-08 10:55:36] [修正:2014-03-08 10:58:20] [このレビューのURL]
9点 ルリヲさん
序盤ははっきり言って微妙。
個人的に天=通夜編だと思っているくらい最後のエピソードが素晴らしい。(東西戦も普通に面白いけど)
最初にアカギを読んでたから展開には驚いたしショックだったけど、赤木の人生観や信念を曲げないかっこよさに感動した。
特に自分が死ぬというときに銀次を励まし、死について語るところは立ち読みしながら泣きそうになった。
今まで読んだ漫画の中でも屈指の名作。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-09-15 15:03:38] [修正:2012-09-15 15:03:38] [このレビューのURL]
2点 キラーマシンさん
ダメダメやー
このひとのマンガ大概おもしろいけどこれは微妙
なんだろ、なにも共感できないというかなんとゆーか
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-02-09 20:40:19] [修正:2012-02-09 20:40:19] [このレビューのURL]
5点 torinokidさん
福本氏の出世作。
初期設定はどこに行った?ってくらい急展開してる。
だいたいこの作品の途中くらいから
みんな「ざわざわ」しだした感じ。
ギャンブルマンガとしては穴だらけだけど
視点や切り口は面白いところもある。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-01-27 21:25:51] [修正:2012-01-27 21:25:51] [このレビューのURL]
PR