藤田和日郎短編集 暁の歌のレビュー
8点 フィロさん
短編でここまで濃い作品が書けるのは、やはり素晴らしいです。
「瞬撃の虚空」のシュワちゃんのようなアクションやおじいさんの渋さ、「美食王の到着」のアラビアンメルヘンで残酷なお話、筋肉少女帯の機械を元にした感動作「空に羽が…」がとくに好きです。
短い中に、感動と格好よさと、切なさと幻想的さ、すべてが詰まっています。
うしとらやからくりが好きな方以外にも、一度読むと頭に残って離れない短編が読みたい方にオススメです。
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[投稿:2017-03-23 21:51:42] [修正:2017-03-23 21:51:42] [このレビューのURL]
7点 fasterさん
短編集「夜の歌」と比べたら格段に面白い短編が多い。
特に「美食王の到着」はある意味、藤田和日郎らしい良い味が出てると思う。
他の短編も名作ばかりだし、様々なジャンルのものが載っているため飽きないで読める。
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[投稿:2009-09-13 22:37:47] [修正:2013-07-25 00:52:17] [このレビューのURL]
7点 s-fateさん
藤田さんの作品のエッセンスが端的に収録されていると思います。「瞬撃の虚空」は「邪眼は月輪に飛ぶ」に受けつがれているし、「美食王の到着」は雰囲気がちょっと「月光条例」っぽい。「ゲメル宇宙武器店」は藤田さんの人脈と特有のワルノリが炸裂しています。「空に羽が…」も初期作品のころから感じられる藤田さんの主調低音が息づいていると思います。寄せ集めの短編集じゃなくてこの時点での藤田さんを表現している良い短編集だと思います。
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[投稿:2010-10-09 13:24:27] [修正:2010-10-09 13:24:27] [このレビューのURL]
7点 ITSUKIさん
藤田和日郎の中でも比較的最近の短編(最早最近ではないけど^^;)を集めたもの。
二つ目の短編集という事で描かれた作品はどれもまず画力はかなり向上しているのが一目でわかります。
また、短編としての話の構成も起承転結やまとめがしっかりしていて読みやすくなっています。
「美食王の到着」の演出は藤田和日郎らしさ全開という感じでおすすめです。
「夜の歌」とセットで見比べて作者の成長を感じて下さい。
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[投稿:2009-12-19 18:16:04] [修正:2009-12-19 18:16:04] [このレビューのURL]
6点 トトさん
『夜の歌』より時期的にかなり後なので、こっちのが絵柄も話もすっきりです。
漫画家を目指している友人曰く、『すげえ短編集だ!!』らしいです。
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[投稿:2008-12-17 18:53:20] [修正:2008-12-17 18:53:20] [このレビューのURL]
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