シグルイのレビュー
9点 shio40さん
記念すべき最初のレビューですが、最初にレビューする作品はこの漫画に決めました。
それはなぜかというと、この漫画は自分の人生の教訓とするべき、切っても切り離すことの出来ない作品だと思ったからです。大層な言い方ですが、決して大袈裟では有りません。
この漫画はタイトルの指し示す通り、登場人物皆気でも狂ったかのようであり、そのまま死に向かって突き進んでいく・・・そんな感じの内容でしょうか。「死狂い」とはよく言ったものです。人の狂気、残虐な描写、あらゆる漫画の中でも1、2を争う表現力だと思います。
しかし、それでもなお、この漫画の魅力の半分にも満たされていません。この漫画の登場人物はただ狂っているだけではないのです。皆何かしらの目的を持っていて、それを追い求めた結果、狂わざるを得なかったのです。「信念」を持っているのです。だが、現実は非情であり、目的を達成出来ぬまま散る者、目的を達成しても大きな代償を支払った者もいました。「残酷無惨」この言葉がそれを如実に表しています。
この作品は江戸時代を舞台としていますが、現代を舞台としたらどうでしょうか。今も昔も根本的なことは何も変わっていないことがよく分かります。
自分はこの作品から「生きる」ということを学びました。「死」の無意味さを教えられていかに生きることがどんなに大事なのかを知りました。生きなければ何も成せない、誰かに認められることも出来ない、だから今を精一杯生きようと思います。
自分の作った物がこんな大傑作に昇華されて、南條範夫氏もさぞお喜びになっていることでしょう。
最後に、何故9点かというと、まだ回収されていないエピソードが多々残っているからです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-19 21:40:19] [修正:2015-01-19 21:40:19] [このレビューのURL]
9点 FAZZさん
絵や表紙で敬遠して人が多い作品だと思います。
若干グロいですけど、戦闘描写は素晴らしいの一言です。
がま剣法とかは蛇足だと思う、他の試合も書いて欲しいです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-07-17 22:29:46] [修正:2011-07-17 22:29:46] [このレビューのURL]
9点 columbo87さん
伊良子と藤木との戦いから始まり、そこに完結する。とにかく戦闘描写、それに至るまでの物語が見所があって良い。こういう語り口で、こういう漫画が描けるのはこの人だけだと思わされるところがすごい。
くちきがんのすけとはなんだったのか。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-06-04 10:14:04] [修正:2011-06-04 10:14:04] [このレビューのURL]
9点 トラヴィスさん
とっても面白かったです。大当たり。
グロ耐性はあった方がいいでしょう。自分は全く気にならなかったですが。
題名の「シグルイ」は、武士道を体現したと言われる書物『葉隠』の一節、「武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して 仕かぬるもの」(武士道は死に狂いである。一人を殺すのに数十人がかりでかなわないこともある)
からシグルイだそう。自分は題名の時点でグッときました。笑
作品としては、とにかく重厚。作品全体に流れるべっとりとした妙な雰囲気にいやらしい程惹きつけられます。そして2人の主人公はもう...かっちょいいです。笑 その一言に尽きます。でもどこか常に寂しげ。
絵も申し分なくうまいですね。シグルイ、オススメです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-05-19 21:29:40] [修正:2011-05-23 21:40:46] [このレビューのURL]
9点 やっきゅるさん
かなり面白かった!久々のヒット
気づいたら一気に全巻読み終えてたし
ボリュームもちょうどいいし、全巻通してドキドキワクワクできました
間違いなくオススメ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-03-23 11:28:29] [修正:2011-04-25 02:32:06] [このレビューのURL]
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