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7.5点(レビュー数:6人)

作者遠藤浩輝

巻数2巻 (完結)

連載誌短編集:1998年~ / 講談社

更新時刻 2012-08-31 14:23:36

あらすじ 遠藤浩輝の短編集

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遠藤浩輝短編集のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全6 件

8点 勾玉さん

どの話も、暗澹とした空気が漂っていて
短編集ながら異彩を放つ漫画。

1巻に収録されてる3編はどれも珠玉の出来栄えで
その中でも、「きっとかわいい女の子だから」は
些細なことで瓦解してしまう思春期の危うさを
見事に描き切った傑作だと思います。

一方、2巻の方は個人的にどれも佳作止まり
1巻は9点を付けたいくらいの衝撃だったけど
2巻の方は6点くらいかな、てことで総合点は8点にしときます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-08-31 14:24:57] [修正:2012-10-22 11:47:35] [このレビューのURL]

7点 鋼鉄くらげさん

他の人達のレビューから興味を持った作品。成程、これはまた随分と、渋い作品です。

総括的な意見として、短編集全体を通して感じる事は、ひどく空虚な感情が物語を支配しているという事です。

これは、作者自身の心の中にある、絶望とはまた違った、ある種の諦念が生み出しているものではないかと私は考えています。しかし、その中でも心のどこかに寄り添える場所を求めている。そんな深層心理が窺えます。

おそらく完全に万人受け、メディア受けしない短編集ですが、こういう表現方法を採る漫画家もいる、という事で一度読んでみてもいいと思います。好みかどうかは別として、漫画に対する見方の幅が広がるはずです。

そして、この短編集をどう感じたかで、自分の人生の立ち位置が何となく分かるはずです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-20 20:31:48] [修正:2009-11-20 20:31:48] [このレビューのURL]

5点 オカシューさん

レビューで興味を持ち買ってみました。
うわー、これは大人の漫画ですね。(精神的な)

来週のワンピースが気になるような人には向かない気がします。
逆に「人はなぜ生まれてきたのだろう」とか考える人には面白く読めるのではないでしょうか。

他のレビューの方の高得点でも感じられますがただ者ではないようです。
スカッとさわやかな読後感はありませんでしたが何か心に残りそうな短編集でした。

所持巻数 1巻

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-11-03 23:31:40] [修正:2009-11-03 23:31:40] [このレビューのURL]

8点 Dr.Strangeloveさん

EDENの百倍は面白い短編集。
私も2巻の方が好きだ。

この人は長編よりも短編の方が出来が良い。
総じて質が高く新人とは思えないほど優れている。
久しぶりの衝撃だった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-08 17:22:45] [修正:2007-07-08 17:22:45] [このレビューのURL]

8点 佐々木裕健さん

この作品の宣伝文句「全てが珠玉」
これが本当に当てはまるのだから恐れ入る。


ヤクザ、女子高生、大学のサークル、SF、作者の回想録、これだけヴァラエティに富んでいても、その全てを作者独特の厭世的な哲学で統一されているところがおもしろい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-12 18:20:57] [修正:2007-06-12 18:20:57] [このレビューのURL]

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