ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックオリジナル > あんどーなつ 江戸和菓子職人物語

6点(レビュー数:4人)

作者テリー山本

原作西ゆうじ

巻数20巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:2006年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:39:43

あらすじ 主人公の安藤奈津はパテシィエを目指して、専門学校を優秀な成績で卒業する。 なかなか採用されずに就職活動を続ける中、「満月堂」で働く和菓子職人の梅吉・竹蔵と偶然出会う奈津。 若い職人を必要とする彼らの切実な様子から、『就職が決まるまで』という約束でアルバイトとして働き始めるのだが、しだいに和菓子の魅力と職人の世界の奥深さに、奈津は魅せられて…。

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あんどーなつ 江戸和菓子職人物語のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

7点 朔太さん

下町人情噺がベースにあって、「人間、生きる限りはこうでなくっちゃ。」
って感じになります。
主人公なつの全てにおいて前向きで、明るい単純明快な生き方は、生き方の
下手な今風の若者の大いに参考になるように思います。難しく考えない、
妬まない、周囲との関係性の中で生きる自分を見失わない、というような
シンプルな原則で生き方が貫かれています。

一方で、両親も義祖父母も他界し、今は天涯孤独のなつを正体は明かせない
まま見守る祖父母の気持ちもやるせなく、相当のウェイトで展開を盛り上げ
ています。

和菓子職人という伝統芸のような世界にあって、日本的で昭和的な人情噺は、
我々にとって今や時折必要なサプリメントかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-11-12 05:03:40] [修正:2016-11-12 05:03:40] [このレビューのURL]

5点 kikiさん

ヒロインは礼儀正しくて素直で努力家でどこに出しても恥ずかしくない
ぐらいの古いNHKのドラマに出てきそうなお嬢さん。
他の方も書かれてますが、彼女がいい子すぎるし、周りの人たちの
支えもありきたりで、話の着地点が見えまくりでストーリー的に
意外性がないのが残念かも。
安定した面白さはあるので誰でも読めるけど可も不可もなく…という
印象です。和菓子の解説は興味深くていいんですけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-21 10:38:08] [修正:2012-04-22 14:21:09] [このレビューのURL]

5点 s-fateさん

 多少の起伏はあるがちょっといい話が続くタイプのマンガです。いつでもやさしい世界の雰囲気を味わえる安心感はあると思います。ただ、個人的にはもうちょっと老成してから読もうかなと思ってしまう、まったりさ加減にちょっと不満がありますので5点にしておきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-10 23:46:21] [修正:2011-05-10 23:46:21] [このレビューのURL]

7点 橙木犀さん

主人公の奈津が良い意味で「良い子すぎる」ので、好き嫌いは人によって分かれるかも。
でも、私は彼女がとても魅力的だと思います。
職人として和菓子作りに真摯に取り組む姿勢。それだけでなく、彼女を取り巻く周囲の人々に対しても、彼女の温かさと一生懸命さが発揮されているからだと感じるからでしょうね。
奈津の出生の複雑さは、『漫画だから』と割り切って読んだ方がいいかと…。

和菓子に関するうんちくは、読んでいて非常に楽しいです。
実生活で和菓子を見たときに、ふと「あんどーなつ」で知ったことが頭をよぎるのが、なんとも快感。
まさしく、トリビアの世界ですね。

欲を言えば、職人としての奈津だけでなく、等身大の女の子としての奈津を見てみたい。
恋とかして、心を揺り動かされたり不安になったり、途方に暮れたりする彼女が見たいと思うのは、贅沢なのかな〜?
それがあったので、マイナス1点です。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-04 22:29:28] [修正:2007-06-04 22:29:28] [このレビューのURL]


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