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6.27点(レビュー数:18人)

作者植芝理一

巻数12巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:2006年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 06:40:20

あらすじ 普通の高校生である椿明が、クラスに転校してきた不思議な少女・卜部美琴と付き合う事から始まる恋愛漫画。

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謎の彼女Xのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全18 件

7点 朔太さん

相当フェティッシュな要素が組み込まれたラブコメです。

それでも10年近い連載ですが、相当の支持があったのは意外です。
というのも、ヒロインの卜部さんが従来のラブコメの主人公
とは相当違ったタイプなんですね。
思春期に出会う男女が互いにミステリアスな存在である
ことは分かるのですが、思春期で感じる可愛らしさは、
むしろ友人の丘や諏訪野にたっぷりとあるのです。
こちらに焦点を合わせた可愛らしさ、恋愛の危うさを時折、
挟んでくれるあたりはノーマルな恋愛を踏まえており、
安心させてくれています。

私にとって終始一貫して、この漫画が特別なのは、
卜部さんが飾らない、背伸びをしない、格好をつけない、
見栄を張らない性格の女の子であり、とても従来のヒロイン
像とはかけ離れていますね。
前髪で顔全体が見えないヒロインって、それもラブコメの
主人公って、それでも可愛らしさが表現できるなんて、
すごくないですか?

肝心の椿と卜部に戻すと、彼らは世にいう思春期の
プラトニックな恋愛中の普通のカップルですが、
ちょっとアブノーマルな独自の特別な絆で、存在を
確かめあっています。
キスもしない二人にとって極端な絆ですが、その延長
線上に大人につながるエロを感じさせます。
そのような意味では、普通の恋愛模様かもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-12 17:46:38] [修正:2017-02-12 17:46:38] [このレビューのURL]

6点 ルリヲさん

ちょっと変態チックなラブコメ(?)もの。

絵のタッチがものすごく好みだった。女の子もかわいいし主人公も変にうじうじしたりしていないのが好感。

ただ最近は物語の進展が特に見られないのが気になってきた。
あと卜部がだんだんふくよかになっているのが気になる。初期の絵の華奢な感じが好きだったので残念。
ほかの人の唾液が甘くなるのも「唾液が甘くなるのは卜部だけの能力じゃないの?」と疑問。

序盤までなら8点くらいつけていたかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-09-14 16:13:15] [修正:2012-09-14 16:13:15] [このレビューのURL]

5点 Scroogeさん

スーパー不思議ちゃんでクラスから浮きまくりの女の子に恋をする男の子の話。

魔法だの世界の運命だの必要ない。年頃の男の子には同級生の女の子がいちばんの謎である。
といった主旨のことを1巻に書いてあったと思う。それは全く正しい。

しかし、物語に進展がないまま新しい女の子が繰り返し登場するので、
結局エッチな目で女子中学生を眺め続けるだけの漫画になっている。

物語として読み解けば、不思議ちゃんの正体は自意識過剰のイタイ子供でしかないし、
男の子は、女の子に性的興味があるから女の子の設定に付き合っているに過ぎない。
それをキチンと踏まえたうえで2人で大人になっていく、
という話になったらいいんじゃないかな、でもならないんだろうな、と思う。

完結したのでレビューを見直し。
連載が長くにわたったためか娯楽性やフェティッシュさを諦めて
主人公カップルとその周囲の人たちの性の物語になった。、

異性を好きになることで、自身の性を確立し成熟していく話。
そこに謎も何もない。若者の自意識過剰な妄想や高すぎる期待を
ただただ凡庸でありふれた温かい人生に着地させていく。
ヒロインも可愛いといえば可愛いぐらいの10人並みの女の子として描きなおされる。
萌えやあざとさを避けることで、カップルの互いの愛情が際立つように配慮されている。
絵ヅラを平凡にしすぎると般ピーが浸っているだけになってしまうので、
結構むずかしかったろうが概ね成功している。

話しの進みが非常にゆっくりだったのを短所と見るか、長所と見るかが評価の分かれ目か。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-29 19:13:16] [修正:2016-05-28 15:53:31] [このレビューのURL]

6点 kikiさん

二人の関係はほぼ進展してないのに、よく唾液の交換ネタだけで
ここまでひっぱれるものだなぁ。
そしてその話の独創性に引き込まれました。

彼女の存在が謎めきすぎてていいですね。面白かったです。
パンツのゴムが片方だけのびてすぐにダメになるんじゃないのか
気になりますが。

あと彼氏彼女同士はまだいいのですが、同性同士とはいえ唾液の交換は
ちょっと…。個人的にご飯のシェア「一口ちょうだい」が苦手な
ものでして、読んでて少し気持ち悪くなりました。

ただ人登場人物を増やしていくだけで、二人の仲も同じような
ところで足踏みしてる感じがし、また彼女の謎の引き出しも尽きて
きた感があるので、8巻まで読んだけどそろそろ飽きが…。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-07-12 22:54:36] [修正:2012-07-12 22:54:36] [このレビューのURL]

6点 jdf54jさん

両思いの男女がH以上に一体感を感じる行為ってなんだろう?ってのを
作者が探していたらこうなったんじゃないかと思う。
よだれを介したコミュニケーション、最初は面食らったが
それだけに引き込まれた。それがビジュアル重視の一発ネタではなく
キチンと話に組み込まれてる。といっても思春期の恋愛マンガには
変わりないので、最初の2,3巻でやれる事は全部出し切ってしまった感
がある。こういう設定と世界観が調和した話を描ける人は
なかなか貴重だと思う。タイトルどおりヒロインはかなりの謎人物。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-17 19:00:43] [修正:2012-04-17 19:01:40] [このレビューのURL]

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