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7.71点(レビュー数:7人)

作者井浦秀夫

原作小林茂和(監修)

巻数10巻 (完結)

連載誌ビッグコミックオリジナル:2004年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:41:02

あらすじ 法を武器に人々を守る正義の味方・弁護士。でもこの男には、そんな道徳心はカケラもない…?異色すぎる弁護士・九頭元人の活躍を描いた法曹コミック。

備考 平成18年度(第52回)小学館漫画賞一般向け部門受賞。
2006年にTBS系列にてテレビドラマ化された。
『弁護士のくず 第二審』に続く。

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弁護士のくずのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全7 件

7点 朔太さん

弁護士さんが主役の漫画も沢山ありますが、勧善懲悪型の作品が多い中で、
一ひねりしてきた印象があります。
最初に出てくる被害者の言い分を聞いている分には、加害者がいかに
悪党かと思うのですが、よくよく調査してみると表面には出てこない
裏側の事情があったりして、事件は両面性があることに気づかされます。
世の中というものは、そういうものなのかもしれません。

毎日、新聞他メディアで報道される事件というものは、本当に悪党が
起こしているのか、被害者は本当に被害者であって加害者の側面はないのか。
刑事事件なら警察や検察がそれ相当の捜査もしてくれますが、冤罪も
一定の割合で起こりますしね。
民事に至っては、何が本当なのか。
裁判を起こすほどではないトラブルは、手の施しようもないということですね。

7巻の裁判員制度に対する問題というか課題に焦点を合わせた回も感心しましたね。
なんか脱線してますけど、一生弁護士さんや裁判なんかのお世話にはならない
ことが人の幸せなんでしょうね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2025-04-30 10:06:39] [修正:2025-04-30 10:06:39] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

読んだの結構前なのですが、ビートたけし似の主人公弁護士の造形が素晴らしく、よくある偽善的じゃないかといって小汚い訳でもないザ・弁護士を描いた秀作だと思います。漫画賞も受賞しています。各話のレベルが高いです。まあ絵が下手で下ネタが事件に関係していないのも多いですが。ヒットしたドラマ「リーガルハイ」にも影響を与えたのではと思えました。何か揉め事が起きたらしく中断がありましたが(たしか勝訴したはず)、続編の二審も機会があれば読みたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-03-25 08:24:59] [修正:2017-03-25 08:24:59] [このレビューのURL]

6点 columbo87さん

毎回人間関係の描写があまりにもテンプレートというか、実際の話しを元にしている部分もあったり、参考にしたものが多いのか、人間の裏の姿を描いているようで、あまりに一面的すぎる人間描写がどうしてもいまいち受け付けません。
とはいえ漫画作品としてはかなり面白い部類だと思います、それぞれのエピソードはどれも秀逸。個人的には好きではありませんが、快作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-23 23:04:30] [修正:2011-07-23 23:04:30] [このレビューのURL]

8点 即身仏さん

「釣りバカ日誌」や「深夜食堂」目当てにビッグコミックオリジナルを読んでいますが、この作品にも惹かれるものがあります。

実の所は有能で己の中に確固たる正義があるんだけれど性格的にかなりいい加減なおっさんである九頭元人が実に面白いし、周りの人物、果てはそのお話だけに出てくる人物達が騙されやすかったり擦れていたり欲深く反省していなかったり純真だったりと、とにかくお話共にしっかりしているので見ていて嫌な気持ちにはならない。絵柄は紙細工みたいだけどお話の骨格が実にしっかりしているからだと思う。

間違い無くお勧めの漫画である。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-10-26 23:53:34] [修正:2010-11-20 09:48:49] [このレビューのURL]

8点 CHAIRさん

ドラマでは豊川悦司が演じていた九頭元人弁護士。原作はビートたけしの似顔絵面。そのおかげで「くず」を描くのに最も支障をきたす表情を消すことに成功している。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-04-14 21:15:41] [修正:2010-04-16 02:40:16] [このレビューのURL]

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