ベイビーステップのレビュー
7点 稲崎さん
成績優秀な秀才君がイチからテニスを初めてプロを目指すストーリーです。
単なるスポ根マンガやギフテッド系と違い、主人公が論理的に戦いバランスを崩壊させる才能も使わないので試合シーンも楽しめます。
何よりこの漫画は面白いというより、凄い。
こういう主人公が初心者から始まる作品って
・むちゃくちゃな才能、血統、身体能力、根性でゴリ押し
・インフレに追いつくため、ある時期にいきなり不自然な理由で急成長
・格上の敵が舐めプしたりアホ化
・成長が遅いわりに何故か勝ちまくる
・愛だの恋だの怒りだの取ってつけたような理由で覚醒してワンパン
こういうあまり良くない要素に抵触しがちなのですが、この漫画は全てをクリアしていてパワーバランスを上手く保っています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-08-28 13:22:20] [修正:2013-08-28 13:22:20] [このレビューのURL]
7点 07yamutyaさん
テニス初心者の平凡な高校生が
努力によって成長していく作品
絵に特徴があまり無い
しかし、内容がとても良いため
飽きずに読める。
強敵がたくさんいて、
それらを初めから倒すわけでなく
データと練習を積み重ね、
挑んでいく感じが良い
ヒロインとの関係も良い
おもしろいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-24 23:55:22] [修正:2011-08-24 23:55:22] [このレビューのURL]
10点 りばーさん
現在のジャンプ・マガジンの連載陣の中で一番好きな作品。
主人公は学校での成績がオールAの超優等生。デスノートの夜神月もこんな感じでテニスしていたのかなと少し思ってしまうほどの分析力や頭の回転の速さを誇る。ただし主人公のエーちゃんは、奴と違ってまじめで優しく、且つ謙虚で、常に努力することを怠らない、非常に好感の持てる主人公だ。
※夜神月が嫌いなわけではありません。むしろ大好きですww
ストーリーは試合や練習中心に進んでいくが、どの試合も違ったパターンで展開されていき、飽きることがない。また重要な試合以外は上手く端折れているため、テンポが良く、スラスラ読むことが出来る。テニスに関してはかなりリアル路線で描写されているが、そういった条件の中で、個々のキャラクターを上手く特徴付け出来ていると思う。
エーちゃんの成長を見守っているだけでも楽しいが、ちょいちょい出てくる恋愛パートも、主人公とヒロインの関係が非常に爽やかなので、素直に応援出来てしまう。
絵はキレイで見やすい感じの部類だが、キレイ系の絵によくある、髪形以外は皆同じ顔というわけではなく、キャラ毎にきちんと顔が描き分けられている。さらに構図の取り方や重要なシーンの見せ方なども、週刊連載が初とは思えないほどの上手さだ。
テニスやっている人はもちろん、リアル路線のスポーツ漫画が好きな方、また主人公の成長描写や心理戦など好きな方にお勧めしたい作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-02-18 06:15:25] [修正:2011-02-18 06:19:01] [このレビューのURL]
7点 とろっちさん
ド素人だった主人公が少しずつ着実に上手くなっていく様が共感でき、
わかりやすく、テンポが良く、熱さを秘め、コメディ要素もあり、女の子はカワイイ。
正に少年漫画の王道まっしぐらな作品。
週刊少年マガジンというメジャー誌で、本来なら主役を張れるほどの面白さ。
……なのに地味すぎ。ちっとも目立たないです。
読んでもらえればこの作品の面白さがわかるんですけどね。
ただ、ここが問題。
じっくり「読んでもらう」ことが前提にあって、自分から「読者を引き付ける」ような作品ではないです。
敢えて悪い言い方をすれば、華なし、毒なし、個性なし。優等生すぎる作品。
話の展開は、現実に裏打ちされたリアルテイストなテニス漫画。
テニスに詳しい人も、そうでない人も、それぞれの目線に合わせて楽しく読めます。
「ファンタジスタ」のテニス版と言ったところでしょうか(だいぶ違うかもしれませんが)。
メジャースポーツの中で最も旬の年齢が若い部類のテニスにおいて、
高校から始めてプロを目指す、なんていう超無謀な展開にはちょっとビックリしましたけどね。
とは言え、プロを意識してからの展開の方が、漫画としてかなり面白くなっているように思います。
まだまださらに面白くなるのか。この作品が日の目を見ることはあるのか。
いろんな意味で今後に期待です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-16 22:47:04] [修正:2010-07-18 11:41:40] [このレビューのURL]
8点 勾玉さん
本格テニス漫画。
主人公のエーちゃんはとにかく考えに考える思考型のテニススタイルが特徴、
格上との試合も、相手と自分の双方の技量、プレイスタイル、コンディション等々、
ひたすら分析を重ね突破口を切り拓いていく。
思考によって試合の流れがぶつ切りになりそうな不安があったが、むしろ情報が整理されることで読者と主人公の思考の同一化が図られ、よりその試合に没入していく感覚があった。
残念ながら47巻まで続いたのに最後は逢えなく打ち切り終了。
視点がブレずに、常に主人公にスポットを当て続けていたのが好印象だった反面、
連載の長期化によりブレないということが逆にマンネリに繋がってしまったような気もする。
しかし講談社漫画賞を受賞しアニメ化もされたのに打ち切りとは、
連載を続けていくことの難しさを改めて思い知らされました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2020-08-24 05:24:37] [修正:2020-08-24 08:50:33] [このレビューのURL]
PR