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6.82点(レビュー数:35人)

作者羽海野チカ

巻数15巻 (連載中)

連載誌ヤングアニマル:2007年~ / 白泉社

更新時刻 2012-03-11 23:36:22

あらすじ 主人公は東京の下町に一人で暮らす、17歳のプロ将棋棋士=桐山零。しかし、彼は幼い頃、事故で家族を失い、深い孤独を抱えた少年だった。そんな彼の前に現れたのは、あかり・ひなた・モモの3姉妹。彼女たちと接するうちに零は・・・。

備考 2009年、第2回マンガ大賞2009第3位。2010年、第1回ブクログ大賞マンガ部門大賞を受賞。2011年、「全国書店員が選んだおすすめコミック2011」第2位。2011年、第4回マンガ大賞2011を受賞。2011年、第35回講談社漫画賞一般部門を受賞。

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3月のライオンのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全35 件

8点 とろっちさん

読んでいて温度がはっきりと感じられる作品。
寒暖が入り混じり、その温度差が強く印象的です。

将棋での勝負は、研ぎ澄まされ、冷たく凍てついた世界。
そしてその凍りついた心を優しく温かく溶かしてくれるあかりたち3姉妹。

冷たさと、温かさと。 寒くて、暖かくて。
まるで3月のように。

温もりに慣れていない主人公が本能的に温かさから逃げていく様が、なんとも切なくもどかしいです。
その温かさに身を委ねることは決して悪いことではないのに。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-03-15 22:27:26] [修正:2010-03-15 22:27:26] [このレビューのURL]

3点 gkjさん

[ネタバレあり]

最初はまあまあでした。
実力のある方なのでぐいぐい続けて読んでしまうのです。
暫くしてみると 嫌な部分が目についてしまいのめり込めなくなりました。

良い部分
・絵はかわいい。とくに三姉妹のお姉さんなど好みです(個人的ですが)
・将棋の知識等なくても 勢いでおもしろく読める
・女の子の心理描写はよいとおもう。いじめのパートなど

悪い部分
・この作者独特だとおもうのですが、 なんというか脳内のみでつくられた
 男同士のきゃっきゃうふふというノリが非常に寒い。
 過剰なツッコミ過剰な主人公ヨイショ、オーバーリアクション、男同士の友情を
 はき違えてる感があり みてて耐えられないです。
 この作者の理想の男同士なんだろうなあと。女性の読む同人誌をみてるような気持ち 
 になります。ハチクロも薦められましたが同様にお寒くて1巻でだめでした。

・主人公の父親に対する態度や切り捨てが 青臭くて感情移入できない。
 青春まっただなかの主人公だからいいのかもですが、その切り捨てを 見せ場、してやったり感で描いているのが すごく気持ち悪い。


下手に男の友情とか絡みとか描かずに普通の少女マンガかいていればいいとおもいます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-05-31 19:40:58] [修正:2016-05-31 19:40:58] [このレビューのURL]

10点 ピルクルさん

今まで読んだ将棋漫画とは異質な感じ。
日常のコミカルでほのぼのした部分に作者の趣味とか
哲学みたいのが滲み出てる気がする。
絵もキレイや可愛いだけじゃなく色々な角度、視覚効果で
ハチクロよりもさらに進化した構図で楽しませてくれる。
とにかく引き出しが多くて個性的。
肝心の内容においては2巻ラストで零が吠える場面を読んで

キタ。コレ。こういう漫画待ってたよ!

掘り出し物を見つけた気分でした。3巻も超面白かったです。

お気に入りキャラは二海堂くん。
ただのデブキャラなんて言ったら許しません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-06-02 14:45:02] [修正:2011-02-25 07:59:42] [このレビューのURL]

9点 shinpe-さん

棋士を題材に羽海野チカが描くって聞いた時には「なんで?」って思った人、いっぱいいる様な気がします。でも実際に読んでみると羽海野さんの描く孤独とその中で必死にもがく主人公、それを支える人々とのつながりというものを表現されているのを感じ、納得させられましたた。ああ、この人は誰にも助けてもらうことのできない、たった一人の戦場を描きたかったんだろうなぁと。

「負けて転がり落ちる」までは立ち止まることは許されないプロ棋士の世界。何故苦しんで闘って相手を蹴落としてまで勝ち残らなければならないのか。邪推にもほどがありますが、作者さんが漫画の世界で闘っている理由も、主人公である零が探し求めるものとおんなじなのではないかと思わされました。

村山聖が好きな自分は二階堂くんがお気に入りです。お願いだから最後まで殺さないでください。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-17 23:17:14] [修正:2010-02-18 09:45:48] [このレビューのURL]

6点 パンダマンさん

 3月のライオンってタイトルがいかにも少女漫画家っぽいなぁーっと思ったけど、読んでたらぴったりだった
 暖かくなりそうで肌寒く、強くあろうとするほど孤独になる

 プロ棋士の少年の目で見る世界は、どこか寂しく孤独で少し痛いが少し暖かい。
微妙な空気を表現するのは本当にうまい
 まぁそれが面白いかどうかは別問題かもしれないが悪くないなぁ、こういうのも
 
 毎回の話の表紙が秀逸で、風の強い川の側を散歩してる絵が、肌寒さが出てもどこか暖かい感じが非常によく出てて好きです

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-15 01:58:36] [修正:2009-04-15 01:58:36] [このレビューのURL]

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