3月のライオンのレビュー
8点 とろっちさん
読んでいて温度がはっきりと感じられる作品。
寒暖が入り混じり、その温度差が強く印象的です。
将棋での勝負は、研ぎ澄まされ、冷たく凍てついた世界。
そしてその凍りついた心を優しく温かく溶かしてくれるあかりたち3姉妹。
冷たさと、温かさと。 寒くて、暖かくて。
まるで3月のように。
温もりに慣れていない主人公が本能的に温かさから逃げていく様が、なんとも切なくもどかしいです。
その温かさに身を委ねることは決して悪いことではないのに。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-03-15 22:27:26] [修正:2010-03-15 22:27:26] [このレビューのURL]
10点 ピルクルさん
今まで読んだ将棋漫画とは異質な感じ。
日常のコミカルでほのぼのした部分に作者の趣味とか
哲学みたいのが滲み出てる気がする。
絵もキレイや可愛いだけじゃなく色々な角度、視覚効果で
ハチクロよりもさらに進化した構図で楽しませてくれる。
とにかく引き出しが多くて個性的。
肝心の内容においては2巻ラストで零が吠える場面を読んで
キタ。コレ。こういう漫画待ってたよ!
掘り出し物を見つけた気分でした。3巻も超面白かったです。
お気に入りキャラは二海堂くん。
ただのデブキャラなんて言ったら許しません。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-02 14:45:02] [修正:2011-02-25 07:59:42] [このレビューのURL]
9点 shinpe-さん
棋士を題材に羽海野チカが描くって聞いた時には「なんで?」って思った人、いっぱいいる様な気がします。でも実際に読んでみると羽海野さんの描く孤独とその中で必死にもがく主人公、それを支える人々とのつながりというものを表現されているのを感じ、納得させられましたた。ああ、この人は誰にも助けてもらうことのできない、たった一人の戦場を描きたかったんだろうなぁと。
「負けて転がり落ちる」までは立ち止まることは許されないプロ棋士の世界。何故苦しんで闘って相手を蹴落としてまで勝ち残らなければならないのか。邪推にもほどがありますが、作者さんが漫画の世界で闘っている理由も、主人公である零が探し求めるものとおんなじなのではないかと思わされました。
村山聖が好きな自分は二階堂くんがお気に入りです。お願いだから最後まで殺さないでください。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-02-17 23:17:14] [修正:2010-02-18 09:45:48] [このレビューのURL]
6点 パンダマンさん
3月のライオンってタイトルがいかにも少女漫画家っぽいなぁーっと思ったけど、読んでたらぴったりだった
暖かくなりそうで肌寒く、強くあろうとするほど孤独になる
プロ棋士の少年の目で見る世界は、どこか寂しく孤独で少し痛いが少し暖かい。
微妙な空気を表現するのは本当にうまい
まぁそれが面白いかどうかは別問題かもしれないが悪くないなぁ、こういうのも
毎回の話の表紙が秀逸で、風の強い川の側を散歩してる絵が、肌寒さが出てもどこか暖かい感じが非常によく出てて好きです
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-04-15 01:58:36] [修正:2009-04-15 01:58:36] [このレビューのURL]
3点 bugbugさん
詩的な表現が顕著で、物語の主題を見せず、処女趣味なセンス
いまいち好きになれません
いったい何を伝えたいのか分からない
少なくとも将棋の魅力を伝えようとする漫画でないことは理解できるんですが
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-02-02 16:43:11] [修正:2009-02-02 16:43:11] [このレビューのURL]
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