ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックスピリッツ > MOON 昴 ソリチュード スタンディング

7.62点(レビュー数:8人)

作者曽田正人

巻数9巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:2007年~ / 小学館

更新時刻 2009-11-25 06:42:31

あらすじ アメリカを後にした宮本すばるは、芸術監督のミハイロフに引き抜かれ、ベルリン・ワルデハイム・バレエ団に所属していた。バレエ団の日本ツアーが決まり、母国のバレエファンからは凱旋を待望されていたすばるだったが、肺炎によりキャンセル。にも関わらず、プロサッカーリーグの練習に乱入するなど、とんでもない無理をしていて…

備考 『昴』の新章ではあるがタイトルを変更しての再開(隔週連載)。

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MOON 昴 ソリチュード スタンディングのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全8 件

7点 pazzoさん

ボレロのシーン、この画を見るためだけにこの漫画を読む価値がある。

でもなんか曽田正人作品の盛り上げ方というものにちょっと飽きが来てしまったかもしれない。

この子はどこまで行ってしまうの・・・?このままでは何か恐ろしいことをしてしまう気がする・・・
みたいなの多い。曽田作品ばっかり読み過ぎたか

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-05-05 04:00:47] [修正:2014-05-05 04:00:47] [このレビューのURL]

6点 DEIMOSさん

[ネタバレあり]

一流のバレエダンサーを目指す少女の物語「昴」の続編。

昴は、少女から「大人の女性」へと進化していくが、その本質は、依然として「わがままで自己中心的性格」。これは、曽田漫画全般に言えること。

最愛のパートナーとの出会いと、更なるライバルとの闘いを描き、そして最後に、家族のエピソードで伏線を回収し、幕を閉じる。
無駄のない完全なストーリー完結は曽田漫画の真骨頂。

作者自ら挑戦したというバレエ、という一見わかりづらいモチーフを用いて、緊迫や迫力が沁みだす空気感を描き出す画力は圧巻。
前作から多少のインターバルがあったためか、熱が冷めた感は否めないが、それでも一気通貫で読めば、十分に楽しめる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-02-13 23:48:00] [修正:2013-02-13 23:48:00] [このレビューのURL]

8点 あおはなさん

完結して読んでみたのでレビューしてみるに・・・

意外にあっさり終わったな。

ほんとにそんな感じで終わるんだ。

絶対この展開で続編はないよね。

そうはっきり確信できるレベルでしっかり終わらせてくれたので非常によかったと思う。

ミンミンとかニコアスとかプリシラの話とかをいくらでも膨らませることができる内容の漫画だっただけに最後「そこで一気に収めるのか?」という意外性があったが、これはこれでよかったと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-16 23:31:35] [修正:2012-10-16 23:31:35] [このレビューのURL]

6点 kikiさん

昴性格悪っ! まぁその強気さ好きなんですけどね。
前作では彼女のエキセントリックさと人を寄せ付けない孤高さで
なんかもう早死にしちゃうの?と心配になった昴でしたが、今作では
素晴らしいパートナーを得たり、昴と同じように追い詰められたような
踊りをする天才ライバルがでてくることによって昴も和馬以外の他人を
意識し、その思いを口にするようになりました。

それによって昴があまり孤独には見えなくなり、フテブテしく感じる
ようになったかも。ただ気になるのはタイトル。”ソリチュード”って
孤独って意味ですよね。孤独に立っている…ひょっとしてせっかく得た
パートナー無くしてしまうのかなと予想しちゃうんですが!

それにしてもよくあんな設定のライバルが作り出せますね。
シュー・ミンミンもいーい性格で面白いです!
どこまで彼女達が上りつめるのか楽しみな作品です。

現在7巻までしか読んでなく、ストーリーもまだこれからという
感じがするので7点は暫定です。


---追記

最終巻まで読みました。
明らかに曽田先生物語に対するテンション落ちてますね。
何この間に合わせ感満々な急ぎ足の終わり方は…。
昴がお母さんを乗り越えるのは出てくるだろうなと予想はついてましたが、
せっかくあの昴が格上だと見ていたプリシラさんとの共演があんなサラリと
した描写で終わりって。今までのテンションの高さはなんだったの?
とガッカリでした。

まぁ前作の『昴』の終わり方よりマシだけど。
途中まで面白かった漫画という位置づけで6点に変更。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-02 13:58:23] [修正:2012-02-20 21:26:23] [このレビューのURL]

10点 左手さん

 「天才の苦悩と成長(前作の昴以上に)」

 前作の昴もレビューしました。さらなる主人公の宮本すばるの成長ストーリーが展開されていて、前作では独りよがりな孤高の天才が周囲の人を引っ張り成長する物語でしたが、今回では少し異なり、それまで引っ張ることしかなかった周りの人、特にパートナーと共にぶつかり合いながらさらなる高みへ向かう成長物語となり、天才が独りでなくなり、また、同等のライバルの出現など、この作者は天才すばるをどこまでもっていくつもりなのか、まさに天才を描く天才、曽田正人のやることには畏怖します。

 絵の描き方についてなのですが、思ったよりもバレエのコマが少ないと思いました。
 これは私自身が思っただけですが、例えば普通のスポーツ漫画ではメインのそのスポーツをより長くかくことが多々ありますが、この昴・MOONでは思ったよりも少ないコマでバレエシーンが描かれており、作者自身がバレエの芸術的な感じやバレエの刹那な時間がより際立つ勢いのあるタッチで描かれていて、読んでいてもその短さを感じさせない、むしろ読者自身がその間のコマや時間を補完して読んでいるような気がします。

 他の漫画に比べ、ハチミツとクローバーの羽海野チカやNANAの矢沢あいのような少女漫画のようなラフな線で常に躍動感のある絵になっていてバレエシーンでもすんなりと読め、読んでいる勢いをそのままに保ってくれている。それもまたこの漫画を褒めちぎってしまうところです。

 これは私事なのですが、すばるの炎のような激しい生き方にボレロの観客の一言「こんなテンションで生きてえな」に共感せずにいられないッッッ!!!!!ので超オススメです。

 (投稿現在、昴全11巻、MOON6巻まで所持)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-12 23:57:00] [修正:2011-05-12 23:58:41] [このレビューのURL]

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