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6.5点(レビュー数:8人)

作者あだち充

巻数7巻 (完結)

連載誌ちゃお:1986年~ / 小学館

更新時刻 2009-12-05 00:14:28

あらすじ ソフトボール部に所属する高校生の中里美夏は、同級生で気が合う秋葉習と同じマンションに住む門松直人から同時に好意を寄せられ、さらにはソフトボール部監督の山桜にまで気に入られて、大モテ状態に…

少女誌で連載された青春コメディー。

備考 文庫版は全4巻

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スローステップのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全8 件

6点 朔太さん

あだち作品は相当の数を読みましたが、その中ではストーリー
の変化に乏しくサプライズも最終回だけ、はずれの方の作品でしょうか。
特に、変装してまで同時に別人とデートや旅行をするくだりは、
ナンセンスで長くつまらない不要な部分でした。
ソフトボール漫画だったはずが、途中からはどうでもよい
状態になりました。

と言っても、あだち作品はどれも同じ類型の思春期の高校生が
織りなす学園生活とスポーツと家族、三角関係という舞台が
共通してますから、作品ごとの差はつけにくいです。
大いなるマンネリと言っても良いのですが、それはそれで
数十年にわたり確実に支持者が存在します。

その秘密を文庫本4巻の巻末で山崎哲氏が長文の解説をしています。
かいつまんで紹介しますと、「主題は“性”である。しかも
思春期の男でも女でもない中間期の性である。
したがって、好きになった者同士が結ばれる恋愛ではなく、
思春期の性は選び直しをする過程、すなわち恋愛の準備
段階にある。家族からの離脱、三角関係は、必要な舞台で
ある。」とのことです。

やや難解な表現ではありますが、思春期の中間的な性は
確かに存在するし、誰もがその段階を経て大人になって
いくことを経験しているから共感を得るのだと要約できます。

大人の恋愛以上に中間的性時代の淡いざわざわした気持ち
を懐かしむ若い人も含んだ大人が多くて
、支持されるということでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2018-09-11 18:12:29] [修正:2018-09-11 18:12:29] [このレビューのURL]

7点 tsk-mmwさん

私はあだち充先生の作品が好きになるかならないかの指標はただ一つ、あだち充先生得意の(?)ギャグ・シャレが多いか少ないか。

苦しくてもいい、笑えなくてもいい、頭を抱えてもいい

先生本人の登場も含めて多ければ多いほどいい。


オーストラリア ⇒ オー!須藤麻里亜

これでいいのです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-09 09:03:30] [修正:2010-07-09 09:03:30] [このレビューのURL]

10点 げげさん

軽いノリが良いですね。
あだち先生らしい漫画だと思います。
ただこの頃の絵はあんまり好きじゃないかな・・・。

しかし10点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-07 17:48:52] [修正:2010-03-24 20:27:16] [このレビューのURL]

7点 hs19500814さん

[ネタバレあり]

あだち充さんの作品で,けっこう好きな部類に入ります。

比較的淡々としたストーリーですが,ラストが好き。


選ぶのは,『絶対門松だろう』と思いながら読んでいたのが,良い意味で裏切られました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-15 14:30:05] [修正:2009-10-15 14:30:05] [このレビューのURL]

7点 オカシューさん

実は買っだ当時だと凄い低評価だった作品。たった1度読んだだけでしまってしまい最近出してくると本がピッカピカでした。
それがなんと今読み返してみるととても面白かったです。

その当時不満だった点は覚えていたのですが(詳しくはタッチのレビューで)現在の自分ではそれほど気になりませんでした。(不思議ですが)

先生は自分の漫画がワンパターンとかネタが無いとかを自虐的に笑いとして挿入されているのですが私が困っていたのは絵の手抜きをも笑いにしようとしていた事です。
(そして実際その手抜きをこの作品はかなりロコツにやっている事です。)

例えば(1巻66ページの)1ページ全てアシスタントさんの背景でセリフを入れていくという荒業とか(3巻の67ページ)なんて、おいおいおいおい、まだそれやるか!という(もう何回も似たようなの見てきたから・・)
また人物のコピー使いまわしもかなり・・・。

今それが気にならなくなってきているのは、そんな事以上に他の作りのうまさが見えてきたからでしょうか・・・?
また今ではその当時のあだち先生を何か想像してしまうんです。

私が考えるに・・・

「仕事量を減らして休みたいと考えているときに昔馴染みの編集者から連載を頼まれ断り切れなかったあだち先生。
どうにでもなれ、とアイディアもろくにないまま見切り発車で連載開始。
迷走しかけたストーリーを力技でなんとか終結。義理を果たす。」

こんな感じではないでしょうか。

そんな背景も想像しながら読むとさらに楽しめます。(2巻50ページなんてそれがモロ出てる感じ)
ともあれ今現在読めました。面白く。

所持巻数 全巻









ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-02 22:58:03] [修正:2009-08-02 22:58:03] [このレビューのURL]

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