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6点(レビュー数:4人)

作者今井哲也

巻数4巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:2008年~ / 講談社

更新時刻 2009-11-25 00:45:44

あらすじ 高校に入学したばかりの主人公 阿佐美みよし は、新入生歓迎イベントで上映されたアニメーションに感動し、アニメ部の部室へと足を運ぶが、部員1名・活動休止という状態だった・・・

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ハックス!のレビュー

点数別:
1件~ 4件を表示/全4 件

今井哲也というマンガ家はすごい計算高いのだと思う。
ストーリーテリングが上手い、というとまたちょっと違うのだけど
断片的にある描きたいことを道筋立てて丁寧に組み立てていく。

この作品で描きたいことのひとつには高校に入って体験する"世界の広がり"っていうのがあるのかなと思って。

クラスや部活などの学校内にプラスしてOBや友達の家族など学校外でのつながりを描けるのは高校だけなんじゃないかな。
(舞台が例えば小中学校だったとしたら作者が次に描いた「ぼくらのよあけ」のように学区という狭い地域に縛られる)
高校を舞台とした物語は数えきれないほどあるけれど、その舞台設定を余すところなく使い切っているのがこのマンガ。
自分の周りの世界がパーッと開けていく様が丁寧に組み立てられていくのだ。

あとは肉付けとして、
より多面的に描くための2人の主人公。
作中で繰り返し出てくる小物。
登場人物たちのセリフ。
完璧ではないハッピーエンド。
そこらへんもたぶん計算して描いている。

ただ、「ぼくらのよあけ」のほうでも書いたけど
この作者の書く会話文は慣れるまでだとちょっと読みにくい。
普通ならカットしちゃうような話し始めの言葉とかを意図的に残している。
でもそれは文字として読むから違和感があるのであって、実際にはリアルな会話文だったりする。


主人公は2人いるので単なる部活ものではなく、もちろん日常を装ったキャラ萌えでもない、これはリアルな青春ストーリーだ。
もっと評価されていい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-03-12 17:49:33] [修正:2013-03-12 17:49:33] [このレビューのURL]

6点 森エンテスさん

女の子が短編のアニメ映画を作る話なのですが、絵柄がシンプルで見やすいのは良いんですけど、描き分けができていないので分かりにくいのが残念です。

物語としては非常に安心して読める作品で、こういう学生生活も良いよねって思えます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-24 19:07:43] [修正:2012-10-24 19:07:43] [このレビューのURL]

5点 フクポルさん

<所持歴:1巻まで。現在は売却>

部活もの?
ジャンルが良く分からんけど、1巻の帯には
「高校アニ研D.I.Yグラフティ」
と書いてあった。

アニメそのものもそれを作る側についても嫌いって訳じゃない。
(製作については全く興味ないけど)
そんな自分が本作を見ると・・・
主人公の一生懸命さとかは伝わるけど、題材(アニメ製作、になるのか?)の面白さ・魅力みたいなのは伝わってこなかった。

全く題材は違うけど、「とめはねっ」(河合克敏)は書道というマイナーな題材の部活ものやけど、
こっちは「書道も面白いんじゃね?」と思ってしまう。
単に題材の差なのか、作者の技量の差なのか。

アニメ製作に関心があれば、また違った印象を受けるかも。
自分としては、(題材を抜きにして)1つの部活ものとしてこの点数がエエとこでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-21 22:26:32] [修正:2010-02-07 17:02:32] [このレビューのURL]

5点 そうすけさん

これはまた某軽音部マンガっぽさを感じます

あのマンガと比べるとキャラもそこまではえていませんがストーリー性は多少あるかも。

またアニメ化すると違うのかもしれませんが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-11 17:25:50] [修正:2009-10-11 17:25:50] [このレビューのURL]


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