7.16点(レビュー数:18人)
作者藤子・F・不二雄
原作藤子F不二雄プロ
巻数24巻 (完結)
連載誌月刊コロコロコミック:1980年~ / 小学館
更新時刻 2011-01-12 13:08:24
あらすじ
ドラえもん映画の漫画版。映画化を前提に描かれており、1話完結が原則となる短編に比べて物語の規模が大きいのが特徴。短編では狭い町内を舞台に数人の友達だけで物語が進むことが多いが、このシリーズでは大昔の地球や他の惑星といった非日常の世界を舞台に、その世界の住人や強力な敵などさまざまな人物が登場する。
(Wikipediaより)
備考
「のび太と竜の騎士」の翌年に「のび太のパラレル西遊記」が上映されたが、作者が体調不良のため原作漫画は執筆されていない(ただしフィルムコミックとして刊行された)。
「のび太のねじ巻き都市冒険記」執筆中に作者逝去。以後は藤子プロ制作。
01: のび太の恐竜 13: のび太とブリキの迷宮
02: のび太の宇宙開拓史 14: のび太と夢幻三剣士
03: のび太の大魔境 15: のび太の創世日記
04: のび太の海底鬼岩城 16: のび太と銀河超特急
05: のび太の魔界大冒険 17: のび太のねじ巻き都市冒険記
06: のび太の宇宙小戦争 18: のび太の南海大冒険
07: のび太と鉄人兵団 19: のび太の宇宙漂流記
08: のび太と竜の騎士 20: のび太の太陽王伝説
09: のび太の日本誕生 21: のび太と翼の勇者たち
10: のび太とアニマル惑星 22: のび太とロボット王国
11: のび太のドラビアンナイト 23: のび太とふしぎ風使い
12: のび太と雲の王国 24: のび太のワンニャン時空伝
大長編ドラえもんのレビュー
8点 punpeeさん
この作品は、大人になってからもう一度読みたくなって、藤子F不二雄完全版コレクションの中の、「大長編ドラえもんシリーズ」セットをまとめて購入しました。
分厚い完全版で、一冊に3作入り、全6巻で藤子F先生が携わった17作品が入っています。
紙質も良く、カラーページも再現、藤子F先生の意向を尊重しての加筆修正も反映されており、素晴らしい買い物になりました。
キャラクターの掛け合いが本当に面白い。
ドラえもんはよくのび太を馬鹿にするし、のび太はのび太でドラえもんをよく馬鹿にする。
スネ夫がたまにジャイアンに生意気な口を聞いていたり、ドラえもんはたまにママに敬語だったり、キャラブレのラフさも面白い。笑
また、原始時代、宇宙、魔境、海底、魔界、動物の惑星、雲の上、絵本の中、
あらゆる世界観を表現しているという点でも、表現力の幅を感じます。
私のベストは雲の上の王国です。
子供向け映画なのに、環境問題を訴え、ラストはバトルではなく、ディベートで終わらすというお見事な締め括り。
また、中盤からドラえもんが故障して完全にポンコツになり、人間サイドのみでの主張だったので、良かった。
終始ドラえもんを守り、介護したのび太。二人の友情にも胸が熱くなりました。
ちないに、ねじ巻きはF先生の逝去もあり、明らかに絵柄が変わっていたので、読んでいません。。。
とにかく、漫画好きな人はもう一度藤子Fに立ち返ってみましょう。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2017-02-27 18:01:31] [修正:2017-02-27 18:01:31] [このレビューのURL]
6点 道化師さん
もう…、Fプロ死ね
と言いたくなるくらいFプロが手がけたのは酷い有様であるが、
そもそも藤子・F・不二雄先生ほどの大天才の作品を模倣する事自体不可能なことなんだから、
そこまでFプロを責める事は出来ないのかもしれない。
素晴らしすぎるが故に招いた悲劇というかなんというか…
12巻の「雲の王国」が一番好きだなあ、僕は。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-08-09 22:48:31] [修正:2005-08-09 22:48:31] [このレビューのURL]
9点 ひらがなさん
作者は、凄いと思います。
「環境問題が深刻だ」と聞いただけで「雲の王国」を描いたり、
タイムパラドクスを巧みに使った「魔界大冒険」
少年の頃夢見たような探検「大魔境」等・・・
作者は本当に天才だと思います。
自分が一番好きな作品は
夢幻三剣士・鉄人兵団です。
特に鉄人兵団は、最高傑作と言えるでしょう。
謎の少女・まさかのどんでん返し、タイムパラドクス、
自分の知らない世界、巨大ロボット・・・・
漫画に必要な要素が全てこの作品の中に
入っていると思います。
あと、この漫画で、リルルが自分の星の生立ちに付いて
話すシーンが在りますが、奴隷制度の説明で
後のロボット兵が持っている旗って星条旗??
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-09-29 14:30:29] [修正:2009-09-29 14:30:29] [このレビューのURL]
9点 メカざわさん
全国の漫画家の皆様が、子供から大人まで愛される作品を描きたいと思うならば、この作品を読むことがその第一歩といえるでしょう。
ドラえもんは本来ギャグ漫画です。笑わすことが職業な漫画なのです。この大長編ドラえもんという作品は、それとは一線をひいた別の作品ととらえるとよいでしょう。簡単に言うと感動します!
ドラえもんが世間一般の評価で「夢のある作品」と言われるのであれば、本作品がそれにあたるのなら妙に納得します。特に好きなのは海底奇岩城ですね。全体的なストーリー構成・テーマが素晴らしいことは言わずもがな、最後のシーンは何百回と読みふけり、大人になった今でも目から涙がこぼれない時がありません。はっきりいってたまねぎより効果があります。
F先生・・・なぜ亡くなられたのですか?なぜ亡くなられた後もわけわからない続編が出続けるのですか?ねじ巻きシティーが最後の作品でも良いじゃありませんか。私は本作品が永遠の未完であってほしいんです。これ以上、後任の方に作品レイプしてほしくありません。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-08-18 02:45:23] [修正:2009-08-18 02:45:23] [このレビューのURL]
8点 creさん
子供の頃、毎年必ず映画を見に行っていた。
一年に一回の楽しみのうちの一つだった。
特に、魔界大冒険、鉄人兵団と雲の王国は大好き。魔界大冒険なんかは、当時マジでビビリまくっていたし、鉄人兵団や雲の王国は今漫画を読んでも、映画を見ても素直に感動できる。その他のものもアイディアが詰まっていて全く飽きない。
ただ、藤子不二雄先生亡き後はどうにもパッとしない。と言うか、ネタ切れ感がカナリ強い。ちょっと、もうちょっとどうにかなんないすかね?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-02-04 03:44:24] [修正:2008-02-04 03:44:24] [このレビューのURL]
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