ちょびっツのレビュー
7点 gundam22vさん
めぞん一刻とモロじゃないけど想起させる点が
あるのは欠点ですが、人型パソコンを題材にした人外
との恋愛をテーマにするとなかなか重厚に描いていましたね。
中だるみもなく8巻で終わるのも好ポイント。
絵が上手く、小ネタも面白かったり、ヒロインのちいが
初期データから成長して可愛くなって行くのが微笑ましかった
です。
何より一番引かれたのがそのちいの謎が絵本ネタ絡めて
どんどん分かっていく部分でした。特別なパソコンなのは
最初から示していましたが、ミステリアスに描いて惹きつけます。
少しホラー気味です。
最終的に綺麗に謎が解けますけど、主人公にとっては残酷
な辺りも深いですね。まさかあのスイッチの位置に重大な
意味があったとはW
それでも主人公がちいを受け入れるセリフには感動しました
(ちいを作った人のコンセプトが極端すぎるなとも思いましたが)。
こんな可愛いパソコン居たら恋愛しなくなって今後の人間
が大変だなとか思わせるような生殖不可能なものとの恋愛
の難しさを暗に考えさせるような描写があったのも印象的でした。
たしかこれはアニメ版も見たことありますが出来が良かったです。
ただ最後の伏線回収、演出は原作が圧倒的に上だったので、
アニメだけ見た人も終盤だけはこっちも読んだ方が良いと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-10-01 16:45:09] [修正:2012-10-01 16:48:44] [このレビューのURL]
6点 リヴィエラさん
すべての面で人間よりも優れている『パソコン』
人と、人でないもの(パソコン)のラブストーリーの結末は?
この作品に出てくるパソコンは今、自分たちの知っているパソコンとは少し違う。
何がかというとそれは人型を模し人間のように接する事ができる点だ。しかも容姿端麗で人間を相手にするような煩わしい思いをする事も無い。
そのような社会の中で主人公が偶然捨ててあったパソコンを拾うところから物語りは始まる。起動したての頃は何も知らない子供のようなヒロイン?「ちぃ」。も時間とともに色々な事を覚え、主人公もそれを嬉しく思っていた。
しかし、主人公には悩みもあった。それは「ちぃ」はパソコンであり『パソコン』は人ではないということ。その事に悩みつつも次第にちぃに惹かれていく主人公。今後どうなるかは読んでからのお楽しみ。
作中に出てくる哲学チックな絵本を読むだけでもこのマンガを買う価値はあると思う。
ただ絵が可愛らしすぎるのでそこは要注意
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-03 14:53:16] [修正:2011-04-01 12:00:40] [このレビューのURL]
6点 codyさん
なんとなく読んでいたが、結構引き込まれた。
正直、理解できないところや説明が足りない所もあって、少し気になったけど、全体的に見てよかった。
ちぃがかわいくて、もうそれだけで満足かな。
でも、最後の選択は個人的には納得できないところもあった。まぁ、その考え方もありっちゃありかな、って感じ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-12-11 15:17:27] [修正:2009-12-11 15:17:27] [このレビューのURL]
8点 しまうまさん
この漫画を絵やちょっとマニアックなところで
拒絶せずにしっかり見てほしい。
とても深いし、読み応えある良作。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-01-18 20:51:12] [修正:2009-01-18 20:51:12] [このレビューのURL]
6点 為亀さん
良質な漫画だと思います。
欲を言えばもっと世界観を書き込まないと不自然な感じがする設定があると思います。私の場合は特に気になりませんでした。
作者がどういう意図をもって書いたかは判断つきませんが、人間や生命自体の定義に対する問いかけが多々なされていると思います。
人間と動物を区別するもの、生命と無機物を区別するものは本当にあるのでしょうか。
答えは千差万別だと思います。ところで、人類の機械技術は日々進化しています。脳にチップを埋め込む治療法も実用化され、考えただけで動く義足、義手などもつくられている中で、「人間とはどうして人間で、どこまで人間なのか。」そういう視点からも人間の機械化について考えなければならない時がすぐ近くまで来ているのかもしれません。
蛇足ですが、私の中で五巻までなら8点の評価です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-11-03 11:43:32] [修正:2006-11-03 11:43:32] [このレビューのURL]
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