あらすじ 夏になっても特に賑わうこともない田舎の海辺の町を舞台に、思春期の少年少女の恋... 続きを表示>>
うみべの女の子のレビュー
8点 片桐安十郎さん
浅野いにお先生のおやすみプンプンを全巻読み終えた後この本を本屋で見つけ購入しました。
内容は中学生の女の子と男の子がセックスをする話ですがとても面白かったです。
そして今までのことがウソだったかのように幸せな女の子を見ておやすみプンプン同様嬉しくもあり悲しい気持ちになりました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2014-02-23 23:35:48] [修正:2014-02-23 23:35:48] [このレビューのURL]
6点 アメさん
主人公の女の子の顔が何ともリアル。美人でもなく不細工でもなく、本当にいそうな女の子。それをうまく表現していると思う。
その女の子に引きずられて、おかしな肉体関係を続ける同級生もいい。嫉妬した野球部員の男を、丁寧かつ挑発的なセリフで愚弄するくだりは、あの年代のドロドロした部分をうまく表現していると思う。
この作者はこういうのが本当にうまいと思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-02-08 21:57:28] [修正:2013-02-08 21:57:28] [このレビューのURL]
6点 臼井健士さん
海辺の街を舞台に中学生の少女の危うい関係を描く。
「おやすみプンプン」等コアな漫画ファンには知られている作者が描く青春の群像。
憧れの先輩に告白するもいきなり肉体関係を迫られた少女・佐藤小梅。
腹いせに昔自分に告白してきた同級生の磯辺とセックスをしてしまう。
心は通っていない肉体だけの関係に溺れる二人。
最初は小梅が優勢だった二人の関係も徐々に磯辺に主導権を握られるようになっていく。
作者の画力は上手いと思うのですが、本のカバーから想像するような透明な作品ではない。
海と言っても「夏の陽光が降り注ぐかのような海」ではなく、
「寂れた観光客もいない、出航しない船だけが取り残されたような冬の浜辺」のイメージです。
寂しく、それ故に「人恋しくなる」のです。
掲載雑誌では志村先生の「青い花」も連載しているんですがね。学園ものでも雰囲気は天と地くらいに差がある。
隔月連載なので2巻は1年後くらいになりそうです。
作中に登場する浜辺が、今、連日のように報道されている「東北の津波を受けた地域の浜辺」とかぶって見えて
二重の意味でも「息苦しくなる」のです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-01-04 15:45:52] [修正:2012-01-04 15:45:52] [このレビューのURL]