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4.5点(レビュー数:2人)

作者いがらしみきお

原作山上たつひこ

巻数5巻 (完結)

連載誌イブニング:2011年~ / 講談社

更新時刻 2013-02-05 20:34:48

あらすじ とある日本の地方都市。かつては海上交易で 栄えた港町。名を魚深市という。その町が、 犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市 へ移住させる政府の極秘プロジェクトの試行 都市となる。一般市民には何も知らせずに元 受刑者の過去を隠し転入させるこのプロジェ クトの全容を知るのは市長とその友人月末、 大塚の3人のみ。移住するは、凶悪犯罪を犯 した11人の元受刑者。はたして、このプロ ジェクトの行方は!?

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羊の木のレビュー

点数別:
1件~ 2件を表示/全2 件

4点 gundam22vさん

映画化決定、ギャグ漫画巨匠共作の異色作品ということで期待して読んだのですが、前の方が仰る通り中途半端で盛りあがりを欠く感じですね。善悪問わず人物にもう1つ引きつけられるものがありません。やたら多くて頻度増す下ネタも笑いより不愉快になって来ました。画風は綺麗な絵とは言えませんが味があって良いと思いましたが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-12-06 23:41:26] [修正:2016-12-06 23:41:26] [このレビューのURL]

5点 アメさん

 法務省のモデル事業として、刑務所を出所した元受刑者たちの受け入れを始めた自治体が舞台。国から補助を受ける代わり、11人の出所者を受け入れる。事実を知るのは市長を含め3人だけで、彼らが秘密を守ることに心を砕き、出所者同士の接触に戦々恐々とする中で物語は進む。

 出所者たちは、寡黙で礼儀正しいが顔色を変えずに鶏の首を絞める男や、粗暴でまさに殺人犯といった男、無口で不気味な女など多様で、描き方・絡み方次第で面白くなっていきそうな気配がある。

 ただ、今のところそれぞれの犯罪歴やキャラクターが生かし切れていない印象で、話が展開していかずもどかしい。

 出所者を社会で受け入れる、といった社会問題的側面から期待して読むと肩すかしを食うし、おどろおどろしい犯罪病理的側面、パニックもの的側面から見ると物足りなさが残る。

現状ではややもったいない感じだが、今後読み続けたい作品ではある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-02-06 20:04:39] [修正:2013-02-06 20:04:39] [このレビューのURL]


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