「ぐれいず」さんのページ

総レビュー数: 25レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年01月12日

8点 咲-Saki-

女の子がたくさん出てきて麻雀する漫画です。

しかしそれだけでは最近の萌え漫画+αなだけでして。この漫画が面白いのは、「高校生が麻雀の大会に出る」という発想。学校には麻雀部があって、各県から代表を決めて全国大会を行う。そんな麻雀漫画があったでしょうか。
「スポ根かよ」と思ってしまうような台詞も多々あり、麻雀部で全国優勝を目指すという目標がかつてない独特の雰囲気を醸し出しています。
麻雀に関しては多少無理のある設定もあるにはありますが、作者自身で細かく牌譜を考えているあたり、努力は窺えます。言うなれば「麻雀版キャプ翼」でしょうか。

アニメの方は解説がほとんどありませんが、漫画には解りやすく解説もついてますので、興味を持った方は漫画から入ってみるも良しです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-21 01:28:49] [修正:2009-06-30 02:05:54] [このレビューのURL]

アニメで軽く社会現象を起こした軽音部漫画。
女子だけの軽音部が仲良く部活する様を描いた作品。

らきすた+BECKなどとは口が裂けても言えないほどストーリー性に長けているわけではないが、そんなに低い評価を下されるものでもないかと。単純に読んでいて楽しいし、思わず噴出してしまうシーンなんかもあった。
他作品を引き合いには出したくないが、何度でも読み返せる『日常』がある点で言えば、オタク要素満載の「らきすた」より「みなみけ」の方が近いのかなとも思ったり。


おそらく楽器好きの作者が女の子+ギターやベースといった構図に惹かれて描いた趣味の要素が多いのだと思う。

「萌え」という概念が音楽漫画には不必要、あるいはこういう体の漫画にはいいかげん嫌気が差したのであれば最初から読まないことをお勧めします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-06-23 01:40:15] [修正:2009-06-23 01:40:15] [このレビューのURL]

7点 隠の王

忍者漫画は既にいくつもあったので、あまり期待せずに読んだのですが、良い意味で期待を裏切られました。
序盤ははっきり言って読者置いてけぼりです。ついて行けません。しかし謎が多すぎてこれは伏線も回収できずにグダグダ進むのかなーと思いきや、その謎の明かし方が上手い。いつの間にか世界観にグイグイ引き込まれてしまうような、少しづつ全てが明かされていくような見せ方だと感じました。

そしてキャラがいちいちカッコいい。全キャラに見所あると言ってもいいほど。また、敵と味方がはっきりしないというのも魅力の一つで、主人公の立場が目まぐるしく変わり、誰が敵で味方になるのか予想もできないという珍しい漫画です。
付け足すなら、あんまりキャラに男が多いのとキャラの名前に関してツッコむのはやめましょう。つまらなくなります笑

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-07 00:13:35] [修正:2008-04-15 08:37:12] [このレビューのURL]

こういう他メディア原作のコミック版ていうのは大体がクオリティ落ちてしまってつまらなくなるか賛否両論分かれるのですが、この月姫は上手く原作の雰囲気を損なわずに描けているのではないでしょうか。
ゲームでの要点を押さえつつ、絵にも違和感がなく漫画で魅せることも忘れない。オリジナルストーリーも無理なく組み込んでいて、原作をやっていない人も、既にプレイした人も楽しめる作品。

ただ誰でも楽しめるわけではなく、依然としてTYPE-MOON作品は何の予備知識もなく飛び込むと「こいつ何言ってんの」的な痛い目を見ることもあります。逆に他の作品も読んだりプレイするとよりいっそう理解が深まって楽しくなれます。(月姫原作は現在入手困難ですが・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-07 00:45:46] [修正:2008-04-13 17:50:41] [このレビューのURL]

線の細いキャラクターがチェーンソーやら斧やらを振り回して敵をなぎ払う。軽いノリでエグい事をやってのける、それがこの漫画の醍醐味ではないかと。ストーリー自体つまらないという訳ではないんですが、1話完結の話が多いためかあまり進展を感じられないというのが正直なところ。
まだ連載中ですし今後の展開でまた評価を改めるかもしれません。(月刊はやはり進みが遅い・・・

ゴス王女・犬耳フェチは迷わず読みましょう。満足できます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-07 00:26:22] [修正:2008-04-07 00:26:22] [このレビューのURL]

同棲や居候の話は既に多くあったが、執事となると斬新。主人公のハヤテやナギ、マリアだけでなくあれだけ大勢いるキャラの個性を描き分けているのは見事です。
そのキャラもストーリーもまずギャグありきで、そのギャグも万人受けするようなものではなく流行を取り入れたコアなものが多く、わかる人からしたら思わずニヤニヤしてしまうのですが、元ネタを知らない人からしたら寒くなってしまうわけです。(その点は久米田作品と似てる気が)私は好きなので路線を変更してほしいとは思いませんが、やるなら徹底的にやってほしいですね。
少年誌に掲載されていますが、割と大人向けなのではないかと思います。アニメも深夜34時と呼ばれるなど、意外と対象年齢は高めなのかもしれません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-13 00:25:32] [修正:2008-01-25 00:31:42] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

作者は「サッカー漫画ではない」という風な主張をしていますが、サッカー漫画としても良質かと。
キャプテン翼はじめ他のジャンプ漫画のような必殺技の類は全く登場せず、チームワーク、戦術、トレセンなど現実的で納得のいく要素が詰まっています。
序盤は主人公達が一生懸命練習し、相手の技を盗み、成長していく姿が見ていて気持ちよかったのですが、尺の関係か作者の都合からか、終盤に近づくにつれてありえないような展開が多くなったのが残念です。現実性を貫くのであればもう少し長い目で続けてほしかったです。
キャプテン翼がサッカーを始めるきっかけになるのであれば、ホイッスルはサッカーをしている小・中学生に呼びかけるものが大きいのかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-21 03:22:12] [修正:2008-01-21 03:22:12] [このレビューのURL]

6点 DEATH NOTE

[ネタバレあり]

わかり易いながらも奇を衒った発想と各キャラの心理戦の攻防には素晴らしいものがあると思います。こちらの理解が追いつくのに少し時間がかかりますが、意図を読み取れた時は快感を憶えるほど。

しかしそれが通じるのも6巻まで(正確にはLの死まで)で、Lの後継者という発想を含めてクライマックスに近づくにつれ、無理やり完結させようとしている感が否めません。単に読むのに時間がかかって疲れてしまう、悪い意味で期待を裏切る展開になってしっまたな、と。
前半部と全体の画力には非の打ち所がなく、あまりにテーマも過程も難しい漫画なのであまり文句は言えませんが、もっと時間をとってでも後半の内容を充実させてほしかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-15 02:16:50] [修正:2008-01-15 02:23:34] [このレビューのURL]

この作品の最大の魅力は、テーマにあると思うのです。
神の所業とも言える人体練成を試みて体を失った兄弟と、まるで神であるかのようにほぼ不死の体を手に入れたホムンクルス。人が人の生き死にを左右なんて・・・まるでブラックジャックのような主張を感じますが言いすぎでしょうか(汗
目的のため感情を露にするキャラが多く、非常に構成的にはわかりやすくなっています。その一方謎に包まれた部分も多く、(伏線とは少し違う気もしますが)今後の展開が読めない漫画でもあります。
長く続いている作品で、最近でこそ同じことの繰り返しのような気もしますがまだまだ十分期待できます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-15 01:52:34] [修正:2008-01-15 01:52:34] [このレビューのURL]

この作品の主軸は、ステージに立つとキャラが変貌する主人公達によるただの下ネタの羅列なのですが、それがくだらなく下品で陳腐(言い方は悪いですが・・・)だとわかっていても笑ってしまう、なんとも言えない惹きつけるものがあります。
そのギャグのタイミング、使い方がなんとも絶妙でその独特の雰囲気に呑み込まれてしまいます。
少なくとも現在の既巻においては、万人受けしないという点を除いて顕著な非は見当たりません。ただこの先、今までのものと変わらぬクオリティ、あるいはそれ以上のものを望むには希薄かなと。以前と同じノリで続けていくには無理があり、読者の飽きも早くなる気がします。
依然としてまだまだ未知数で計り知れないので、今はこの点数ですが、今後の展開によっては十分変更もありえます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-01-15 01:14:42] [修正:2008-01-15 01:14:42] [このレビューのURL]