「けけぶ」さんのページ

総レビュー数: 22レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月07日

メルヘン鬱漫画。
ある日、人外のモノの出会ってしまった少女の物語。

一見無視してしまうような所にも最後のコマまで伏線や謎が綿密に練りこまれていて、
読者の疑問が表立って明確にしていないことも、
読み返して他の場面から自分なりに考えれば完全に合致したりとしっかり読み込める完成度。
そのため、ただ1箇所、1箇所だけ納得できない場面が個人的には残念でした。
あの場面が・・・あれがああだったら10点でした(個人的意見)
グロシーンや病的なシーンですが性的描写も含めて余裕であります。
と言うより上記3つが混ざってる描写もあると言う感じです。

前評判で散々鬱漫画と言われているのを知っているのであれば大丈夫かと。
感情移入は程々にしておけば問題はないですよ。
ただ面白いと思うか思わないかは完全に分かれると思います。

個人的には表立ってお薦めはできないが是非読んでおいて欲しい作品です。

個人的に好きなので+1。

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[投稿:2008-07-04 02:12:17] [修正:2008-07-04 02:12:17] [このレビューのURL]

「何か」が残る青くさい青くさい青春漫画。
2人の少年があるきっかけ(マンガ)によって戦友になる物語。

台詞がくさいと感じるかもしれない。だが、それが良い。
登場人物の心情の揺れ動きは感じる以前に既に伝わってしまっているものがあり、
登場人物以外の絵を全く見ずとも読んでいける程に人物の心理状態が表れていて熱い。
読んでいて鳥肌が立つと言っても過言では無いのではないだろうか。
まして自然と涙が零れると言ってしまっても言いすぎだとも思わない。

とにかく登場人物達の存在が 確実に今、目前に或るのだ。

3巻でこれほど熱く纏まっていて何ともいえない焦燥感を感じられる漫画はそう無いのではないでしょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-22 18:44:09] [修正:2008-04-22 18:44:09] [このレビューのURL]

10点 北斗の拳

とにかく熱くそして切ない傑作。

主人公以上に他の登場人物のキャラが濃かったりしますが、
憎い敵役にもそこに至るまでの経緯に「愛」と「哀」による葛藤があり、
最終的には憎めなくなっている敵役の登場人物達は死に様が異様に美しくカッコいい・・・

ラオウ編以降はぐだぐだ感が出たり矛盾が生じ全く以て駄作と言えるだろうが、
それでもやはり相変わらず登場してくる人物の生き様は勝るとも劣らない。

その熱い中にも雑魚キャラの酷い扱いでギャグ要素を入れたりする徹底振り。

個人的に思い入れが高く大好きな作品なので+1。
とはいっても客観的に考えれば8点あれば良いぐらいかなぁ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-07 16:18:20] [修正:2008-04-07 16:18:20] [このレビューのURL]