「south」さんのページ

総レビュー数: 24レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年05月13日

(2巻まで読了)

作画を担当している方の前作「BLACK CAT」を読んで、絵が非常に魅力的なので良い原作者さえつけば「ヒカルの碁」などを描いた小畑さんのような素晴らしい作品が生まれるのではないかと思っていたのだが、その予想の斜め上を行かれた感じ。

作画をストーリーの引きたてにするのではなく、ストーリーの方を作画の引きたて役にする手腕に驚きました。
可愛らしい絵柄やHなシーンを見たい読者層にとっては最高の原作者なのではないだろうか。

この作品の方向性は個人的に漫画に求めるものとベクトルが違ってしまっているので低めの評価ですが、合っている人から見ればかなりの高評価が出るのも頷けます。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-05-13 10:36:23] [修正:2008-05-13 10:37:05] [このレビューのURL]

タイトルから予想していたスポーツ漫画として剣道を扱った作品ではなかった。
部活としての剣道を軸として集まった高校生のほのぼのとした青春を描いた作品という感じ。

各人が剣道を通して少しずつ成長していく様を可愛らしい絵柄とギャグ・シリアスを織り交ぜたストーリーで上手く表現しているので読んでいてほっとする。

剣道の試合の様子を思い切って短くしているのがストーリーの進行に水を差さず好感触。

それほど続きが気になる作品というわけではないが時間がある人ならば読んでみて損はしない作品だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-13 10:16:24] [修正:2008-05-13 10:16:24] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

打倒掛川高を目標に掲げる久里浜高と掛川高を中心に描かれるシュート!の第四作にして完結作。

選手全員が力を出し切るトータルフットボールの掛川に対抗して選手の一長を活かすキングダムサッカーを目指す久里浜の構図は面白かった。

主人公田仲の技であるファントムドリブル・ゴール前の聖域について納得のいく説明が作中でなされなかった(ファントムについては一応説明はあるが選手同士の足跡が重なるなどそれだけでは説明しきれない部分があった)。トンデモな技や戦術に対してもある程度説得力のある説明をしてきただけに最後の最後でこれはひどい。

久保の扱いがどんどん高くなってしまっている。死ぬ前に田仲に宛てて書いた手紙が飛び出したり、もはや一サッカー少年だったとは思えないほどで正直不愉快。

最後に掛川に軍配を挙げるのであれば久里浜にあれほど焦点を当てる必要はなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-13 06:53:41] [修正:2008-05-13 06:53:41] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

試合の面白さは相変わらずのシュート!の第三作。

個人的に今作で光っていたと思われるのが掛川高主将の神谷。
普段はわがままでちょっと抜けているが試合になると正確なゲームメイクとスルーパスで圧倒的な存在感を放つ魅力的なキャラクターです。

主人公の田仲が修得するファントムドリブルの謎の解明が次作に持ち越されてしまったのが残念。

田仲と一美の恋物語も陳腐さに拍車がかかっています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-13 06:38:47] [修正:2008-05-13 06:38:47] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

サッカー大好き少年のトシ、天才的な才能を持つために傲慢だった和広、スポーツに興味を持たない不良少年の健二がどのようにして結びついたかが描かれたシュート!の第二作。

掛西中トリオの絆を確認できたり、今作のみのキャラのストーリーがあったり、次作への伏線ありと全五巻にしては非常に濃いストーリーとなっている。

前作シュート!で久保が初めて見出したはずのトシの「幻の左」が決め技として使われている点が前作を読んだものとしては不満が残る(作中で単なるまぐれであると説明はされているものの前作で左足でのシュートに対する掛西中トリオの反応を見る限り、やはり不自然さが拭いきれない)。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-13 06:24:38] [修正:2008-05-13 06:32:56] [このレビューのURL]

高い画力で魅せる試合の描写が面白い。
トンデモな技や戦術が頻出するがそれもまた魅力の一つ。

敵側だけでなく味方側にも多数の魅力的なプレーヤーが揃っているためなかなか飽きが来ない。

久保嘉晴関連のストーリーはサッカーが好きだというキャラクターの想いがよく伝わってきて感動した。

田仲と一美のラブストーリーを物語を主軸の一つに置いているようだが正直陳腐で余分に思える。
一美にあまり魅力が感じられないのが原因の一つだろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-13 06:13:23] [修正:2008-05-13 06:13:23] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

読み直しに耐えうるテーマと構成を持つ良作。
特徴的なキャラクターが魅力的に描かれている点が作品に面白みを与えている。
ただ画力が安定せず、所々で絵が崩れてしまっているのが残念なところ。

絶世の美少女なのに自らを男と言い張る主人公天使恵を始め奇人変人ばかりの主要キャラが成長していくストーリーが非常に楽しい。

序盤では「男は強くあらねばならない、女は男に守られるもの」といった性差別的な要素が目に付きますが読み進めればこの物語で言う「男」の概念が別のところにあると気付くはず。
伏線の張り方と回収が非常に上手く、大抵の行動がそこに至るまでの過程で説明できるのは脱帽の一言。

現在では手に入りにくいですが、外伝が2作出ているので回収し切れていない伏線が気になる人はそちらを参照するといいかも。

個人的にアホの一念、岩をも通すでめぐの愛を勝ち取ってしまったゲンゾーがかなりツボにはまりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-13 05:30:28] [修正:2008-05-13 05:30:28] [このレビューのURL]

(7巻まで読了)
主人公がチームの絶対的な主力ではなく、あくまで一員として描かれているのが好印象。

部内でのレギュラー争いが敵意剥き出しの生存競争ではなく、チーム力向上を重きに据えた仲間同士の競争として上手く表現されているため、殺伐とした雰囲気にならず読んでいて非常に気分が良い。

選手は魔球の類や異常な身体能力を発揮せず、現実的な説明や戦術で野球を魅せている点も面白い。このままこの路線を維持することを願いたい。

個人的に主人公が最近あまり見ないタイプだと思う。自らの目標に一直線な熱血キャラだが認めた相手には敬意を払ったりと好感がもてるキャラで感情移入しやすい。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-05-13 04:18:28] [修正:2008-05-13 04:18:28] [このレビューのURL]

2点 Landreaall

(5巻まで読了)
ファンタジーということで期待していたのだがそれほどでもないというのが正直なところ。

主人公が善玉で美形で王位の血統で思慮深くて腕が立つという万能キャラなので基本的に主人公サイドに都合よくお話が進む。命の重さを説いた直後に無責任に周りを焚きつけて暴動が起きるきっかけを作ったり、竜との戦いに手慣らしも済ませていない出来立ての武器を持っていったりと無思慮が目立つ描写が多い。

良くも悪くも少女漫画の枠を超えられていない。暗い展開は無いのでかっこいい・かわいいキャラクターが活躍する冒険モノを手軽に楽しみたい方に薦めたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-13 03:51:02] [修正:2008-05-13 03:51:02] [このレビューのURL]

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