「kenken」さんのページ

総レビュー数: 200レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年07月14日

7点 MW

とにかく主人公が極悪で変態
やってない犯罪はおそらく無いと思われる
目的のためなら障害者でも婚約者でもレイプ、恐喝、詐欺、殺害、解体、たまに犬とSEX
唯一の心のよりどころはくされ縁のホモ達神父

不慮の事故で一切の倫理を失ってしまった天才美少年って設定をこの時代にやったのは凄い
とにかく結城美知夫というダークヒーローの存在感に尽きる

おかげでストーリーの後半は少しハチャメチャ、でも結城の悪意はアレくらいのスケールじゃないと描けないかも

「時計仕掛けのオレンジ」を髣髴とさせるラストも印象的



ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 16:01:31] [修正:2008-07-14 16:01:31] [このレビューのURL]

8点 奇子

[ネタバレあり]

ドロドロの極み
近親相姦の末に生まれた奇子とそれを取り巻く人々の話
横溝正史の小説に出てきそうな閉鎖的な田舎が舞台

穴蔵の中で異様に美しく育った奇子、けれどそれと引き換えに社会性は根こそぎ奪われてしまう
中身は子供だがセックスアピールの塊の様な奇子に惹かれていく男たち。兄弟、親戚関係なく奇子とやりたがっているから凄い、そして怖い作品



ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 15:37:33] [修正:2008-07-14 15:37:33] [このレビューのURL]

幼少時にパーマンみたいなヒーロー物のつもりで読んだら案外重い話が多くてゲンナリしたのを覚えている

それでもプルートウの話にはワクワクしたし、宇宙ヒョウは衝撃だった、首なしロボも怖かった
でもわかりやすいヒーロー物が読みたかったし、ロボット差別関連の話が少し多すぎと感じたので、低めの点数とさせて頂きます

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 15:22:30] [修正:2008-07-14 15:22:30] [このレビューのURL]

5点 I.L

グロい、手塚治虫がちょっと変態なのは分かってたけどこれはそれに走りすぎてる感があった

女の皮剥ぎがトラウマ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 15:17:13] [修正:2008-07-14 15:17:13] [このレビューのURL]

物凄い使い古された設定でのラブコメ
まあ絵はいいけど私服センスはちょっと…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 15:13:52] [修正:2008-07-14 15:13:52] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

三人のアドルフの物語
とはいえやっぱスポットがあたるのは何かと葛藤の多いカウフマン
結構な最低男だが人間臭い。いっつも何かしらで悩んでる
まあ大体ろくな結果になってないけど

それでもかつての親友カミルと本気で憎しみあった末の殺し合いは悲壮だった
「殺したくないが運命には逆らえない〜友情ゆえに〜カナシー」みたいなことじゃなく
自分の意志でしっかりとお互いが殺意をもっていたのが余計に


ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 15:06:38] [修正:2008-07-14 15:06:38] [このレビューのURL]

作品を通してどこか退廃的な雰囲気が漂っている
ジョーが普段活動しているところは殺風景で枯れていてジョー自身もいつも辛気臭い顔でいることが多い

社会のはみ出し者がようやくボクシングという表舞台に立てたのに
やがてそれさえ破綻していく
個人的には結局最後までジョーは孤独に見えた

小学生のとき読んだが力石戦より悲壮感漂うホセ戦の方が強く心に残っている

元祖スポコン者ってことで敬遠してる人がいたらぜひ読んでみてほしい

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 14:52:01] [修正:2008-07-14 14:52:01] [このレビューのURL]

8点 アカギ

華麗に凡才を蹴散らしていくアカギはやっぱりかっこいい
若干反則入っていてもいい。「アカギだから」で解決してしまう

他の福本漫画の主人公にある人間味が一切ないアカギ(天では丸くなってたけど)
こんな奴と命の賭けしなきゃならん敵が逆に哀れになる

宿敵である鷲巣が他のボスジジイに比べて唯のラッキーマンにしか思えないのが残念

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 01:55:07] [修正:2008-07-14 01:55:07] [このレビューのURL]

「探偵もの」ではあるが、ほのぼの系に近いものがあるかも
主人公の変人ぶり、ヒロインの可愛さ、取り巻く人々とのやり取りが好きだった
扱う事件も長編を除いて身近なもので気楽に読める

逆に言うとストーリーは結構大味で、キャラ目的で読んでいた感は否めない。
シリアス調な導入だった長編も気づけばいつものギャグ展開になることも多く、いつも安定してまったりしている、悪く言えばグダグダ

まあ「まったり日常もの」として読めば結構気楽に楽しめる良作
地味にこないだ終わってたが

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 01:43:10] [修正:2008-07-14 01:43:10] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

読んだ直後は気分悪くなって、「二度と読みたくない。親に見つかる前に押入れの奥にしまおう」という印象だった

でもなぜか読み返したくなった
いつのまにか本棚の一番取りやすい位置に格上げ。気づけば病みつきでした

とにかく正常な登場人物が少なすぎる。いても早々に退場。やっぱこの漫画の世界じゃ常人は物語のアクセント、暴力の対象物にしかなれないしね
主人公からラスボスも変態ばっか。というか主人公が一番ヤバイ
誰もイチの変態を完全に受け止めきれず肉片にされていく

絵はそこまで上手いわけではないが「痛み」を感じさせてくれる描写が魅力
いきなり序盤から「局部オトシマエ」や「リアル黒ひげ」「鈴木拷問」「セーラちゃんDV」等の連続暴力に「もうやめてえええ」と感じるだろう
でも読み進むうちにストーリーに引き込まれてグロは飾りになる
そしてラストの二重どんでん返しに二度びっくり(あの展開が読めた人はあんまいないと思う)
決して「グロだけ」漫画ではない(売りの一要素ではあるだろうが)

なんだかんだで今ではかなり好きな作品。未読の人にはオススメしたい
でも作中、女性が物以下の扱いを受けているシーンが多いのでそういうのが苦手な人は受け付けないかも

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 01:25:11] [修正:2008-07-14 01:25:11] [このレビューのURL]