「kenken」さんのページ

総レビュー数: 200レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年07月14日

極限の飢饉状態ゆえに人肉を食いながら生きていく子供の話なので、テーマも重く過激なシーンも多い衝撃作なのは確かです。

ジョージ秋山の漫画は人間の良いところも悪いところも併せ呑んで、
俯瞰して愛しく描かれている作品が多く、そのため過激な内容でも決して単なる露悪、厭世に留まらない感動が得られます。

しかしこの漫画では主人公アシュラによって、人間の善良さは外面だけの嘘で醜い本性こそが真実であると暴かれていきます。
そうして極限状態の人々を描こうとしたせいか、逆に単に露悪的な描写に留まってしまっていて銭ゲバほど心に響くものはありませんでいした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-07-14 23:10:42] [修正:2010-06-06 18:59:14] [このレビューのURL]

8点 度胸星

こういう試験ものってやっぱり面白いですね
この人特有のハッタリ絵も手伝って、土壇場の度胸の鬼気迫る迫力が凄いです

テセラックは衝撃的でしたけど、異質な存在すぎてこれをどう収拾つけるのかとなると何か抽象的な結末になりそうなので
打ち切りがある意味この漫画の価値を高めてる所もあると思います

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-30 14:01:33] [修正:2009-05-30 14:01:33] [このレビューのURL]

キャラが4頭身にデフォルメされてるコマで感動したのは初めて

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-30 12:55:32] [修正:2009-05-30 12:55:32] [このレビューのURL]

何が起ころうとノホホンとした雰囲気になってしまうのは笑いますね
割とシャレにならない事件とか起こってるんですけど、主役たちがボケーっとしてるからこっちまで力抜けます
怪力云々は少し消化不良だったけど、徹底して楽しめるし完成度高いんじゃないでしょうか
個人的には短編のほうが好きですけど

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-30 12:53:27] [修正:2009-05-30 12:53:27] [このレビューのURL]

8点

バレエなんて毛ほどの興味もなかったけど、これは面白かったです
天才の多い曽田主人公の中でも、抜きん出た自己中である昴には平常なら感情移入なんて出来ないんだけど、バレエのシーンだけはグイグイ入り込めます
読み終わった後はこっちまで疲れそうになります
そういった読ませ方が作中での
「踊っている時以外生きてる実感の無い昴」の描かれ方と上手く重なり、踊りのシーンの臨場感はかなりのものです

でも最後の亀頭頭との謎の恋愛劇みたいなのはいらない
天才ゆえの悲恋みたいなのはいいけどそれでバレエ漫画のフィナーレを飾られても困る

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-30 12:26:33] [修正:2009-05-30 12:26:33] [このレビューのURL]

冷酷で卑劣で淫乱で手段を選ばない悪党であるはずなのにこんなにも憎めない主人公は珍しいでしょう
両津をさらに歪めて極端にしたといえばわかりやすいかな
この主人公が生きる世界としての関東大砂漠という舞台設定も申し分ないです。北斗の世界よりは社会があるけど、綺麗事は皆無、でも自分の哲学を偽悪的に他人に押し付けることなく、皆自分のために生きてるのが魅力ですね
ただ外道ながらもどこか間抜けだった砂ぼうずが後半一気に突き抜けた悪になってしまって少しバランスが悪くなっちゃいましたね。あれはあれでかっこいいですけど、後釜の小砂が分不相応なんでね
おかげで作者も物語が進めなくなったのか長期休載状態に…今のところの点数は7点で

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-12-22 21:50:05] [修正:2008-12-22 21:50:05] [このレビューのURL]

適役であるスズメバチのみを擬人化しないという表現方法だけで既にこの作品は成功してると思います
ガンバの冒険のノロイとかもそうですけど、恐怖感が尋常じゃないです。同じ世界の生物とは思えないくらいの印象を持ちます
バトル漫画でもないのに誰が死ぬか分からない緊張感を出せるのはさすがベテランです

ジャンプにしては結構凄惨な描写が多かったり。小6当時は衝撃でした
こういう作品も描けることに驚いた覚えがあります(マキバオーでも道脇に生首落ちてたりしたけど)

打ち切り臭い終わり方ですけど、長く続けるような内容でもないし個人的には全体的にしまっていたと思います

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-11-13 13:11:32] [修正:2008-11-13 13:11:32] [このレビューのURL]

この人のシリーズでは一番面白いんじゃないだろうか
失敗時代の鬱屈した毒は薄れてはいるけど、逆に読みやすくて良いかも
一部の人との共感頼りだった前作までより、入り口が広がった感がある
少なくても「モテナイ友達イナイ人間」向けのときより「誰でも共感できる、笑える」ネタになっている
個人的には前のほうが好きだけど

エッセイ漫画としてはかなり秀作では

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-19 22:28:19] [修正:2008-10-19 22:28:19] [このレビューのURL]

タイトルが表すようにバイオレンスが凄まじい。というかエログロか
永井豪のキチっぷりが極まった感がある
女キャラは本当に暴虐の限りを尽くされます。永井キャラオールスター登場だろうが関係ありません
かつての主人公が悪役やってたりヒロインが余裕でヤられたり贅沢っちゃ贅沢な使い方してます
永井ファンなら楽しいと思います

序盤は本当に最高。デビルマン以上のトラウマのオンパレードです
ラストは…実は言われてるほど嫌いじゃないです

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-30 18:51:21] [修正:2008-08-30 18:51:21] [このレビューのURL]

まずこの独特の世界観をよく作れたなと
独特すぎてそれを理解するのに単行本二巻位かかる

序盤は世界観の紹介だからその分最初は微妙かも。キャラもとぼけてて掴みどころがないし
でもハマればかなり楽しいと思います

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-08-28 19:48:41] [修正:2008-08-28 19:48:41] [このレビューのURL]

<<前の10件
123