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総レビュー数: 27レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年03月24日

小学生のまこちゃんの日常を描いたギャグ漫画。

掲載紙はエロマンガ雑誌ではあるが、この漫画事態は全年齢向け。

小学生の夏休みのラジオ体操で最後にお菓子が貰えるとか
学校のプールの底に落ちてる塩素を拾って集めるとか
そういう小学生の頃のあるある!的なネタを詰め込みつつ
まこちゃんのハチャメチャなアグレッシブさとか
周りの人たちのキャラ立ちで笑いをとったりする漫画。

ちょっと下ネタちっくだったりする部分もあるが
お下劣にはなってないと思う。
そこら辺の匙加減は個人的には好みだ。

絵柄はほんわかした可愛らしい感じ。
この絵柄でエロマンガも描いていたらしいが、
作者さんはこういう日常系ギャグ漫画の方が向いてると思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-02-22 21:00:45] [修正:2012-02-27 22:59:06] [このレビューのURL]

面白くなかった。

今、割と流行りのB級グルメ漫画の一つではあるが
どこかの美味いメシ屋を取り上げるのではなく、
チェーン店やレトルト食品のバリエーションなどを取り上げている。
まあそれはいいのだが、何か食べておいしかった、
という描写じゃなくて、
ウンチクひけらかして毎回オワリなのがどうもつまらない。
ウンチクも別に共感できないし(ここら辺は人によるか)、
エピソードのオチも弱い。単なる知識のひけらかしに感じる。

あと登場人物もなんかウザい。
このウザさがいい、という人もいるのだろうが自分には合わなかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-27 22:46:29] [修正:2012-02-27 22:47:56] [このレビューのURL]

ねずみと人間が戦うファンタジー世界で
半人半猫にされた猫と、猫の飼い主の父親(勇者)が冒険するファンタジー漫画。

堅物の勇者パイ・ヤンが猫に対して素朴な疑問や驚きを見せる描写が面白おかしくて見どころ
らしいのだが、個人的には自分も猫をよく知らないので、そこは「らしい」としか言えない。
というか、肉球の構造とか、箱に入りたいとか、パイ・ヤンの驚きの方に共感してしまう。
こんなこと考えるのは自分だけなのだろうか。
まあ、よく観察してるなーとは思う。

RPGのように、敵のねずみを倒したり封じたりして次へ進むストーリーではある。
なんだか少年漫画のようだ。
しかし、やはり田村由美先生の漫画の面白いところは、
キャラどうしが互いに影響しあって
成長したり、自分の考えを変えていくところにあると思う。
心がすれ違ってしまったパイ・ヤンと妻のジョゼが少しずつ融和していく過程や
とらじとの交流を通じて、だんだんととらじを大切に思うようになっていく
パイ・ヤンの心の変化が読んでいて心地よい。

完全にファンタジー漫画で科学考証とかは無意味。
不思議なことは魔法の一言で済ませられるので、
ある意味、科学考証とかで粗になる部分が無いので、
それは良いといえるかもしれない。

それにしても、パイ・ヤンは作中で結構貶されているけど、
どにゃるのは確かにどうかと思うけれど、
個人的にはむしろパイ・ヤンの生真面目さに好感を持つのだが、いかがなものか。


ちなみにこの漫画、PCで描いてる部分もあるらしいけど
田村先生の作画は緻密な感じではないので、あまりうまく作用してないようにも思える。

あとは刊行ペースが超スローペースなのがちょっともどかしい。
とはいえ、お勧めです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-22 20:48:44] [修正:2012-02-22 20:52:40] [このレビューのURL]

キャラクターに感情移入できない。
何故だろう。

漫画家漫画とはいっても、業界の裏事情とかレポート漫画の形式をとっているわけではなく、
テーマを漫画執筆にしただけで、やってることはスポーツ漫画やバトル漫画とあまり変わらない。
「漫画執筆で競い合う漫画」。まあそこはいい。
週刊少年雑誌で連載するならそういう形態にするのが無難だろう。

ただ、キャラクターがどうも気に入らない(主観バリバリですが)。
なんというか、キャラの会話や物語の流れの中から、
作者が考えているであろう「こうあるべき姿」が伝わってきてしまって
それが気に入らないのかもしれない。
あるいは、「何が何でも主人公は良い奴、敵対する相手役はダメ」
っていう流れが気に入らないのかもしれない。

インターネットで意見を募る形式で漫画を描いていたキャラの没落具合とか
主人公の片方と、声優のラブストーリーとか
「このキャラはこんなに嫌な奴ですよー」「主人公とヒロインはこんなに健気ですよー」
という描写にしたいのだろうな、とは思うのだけど、それが自分の感性とは相いれない。

正義と悪が対立するわかりやすい勧善懲悪漫画じゃないのだから
良いところも悪いところも両方あると思うし、
むしろ善悪で決めつけるジャンルではないはずなのだけど
どうも片方を持ちあげて片方を貶す描写が多い気がする。
しかも、主人公が直接手を下さないからか、
敵役がフェードアウトしてもスッキリしない。
まあ、一介の漫画家が直接手を下すということもおかしいので、
それはそれで仕方が無いのかもしれないが。

キャラクターを持ちあげるか落とすかではなく、
もっと別の面で魅力を引き出せたら良かったと思う。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2012-02-22 13:12:30] [修正:2012-02-22 13:14:53] [このレビューのURL]