「hs19500814」さんのページ

総レビュー数: 16レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年04月03日

文句なしの10点でしょう。
多感な少年時代ではなく、成人してから読んで文字通り「読んでて涙が出る」少年漫画って、そうそうないですよね。


感じ方は人それぞれですので、低い評価の方がいるのもいたしかたないですが、もし、最後まで通して読んでいないのに低評価をつけた方や、連載時に何回か読んだだけの印象で低評価をつけた方がいらっしゃるなら、是非とも、一度全巻通読してから再度評価をつけていただきたいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-03 17:08:11] [修正:2009-04-03 17:08:11] [このレビューのURL]

自分が知る,テニスを題材にした漫画の中では一番面白いと思える作品。

ド素人だが実は才能を秘めていた高校生がテニスに目覚め,単身海外に飛び出し・・・・と,ここまでは,やや展開が強引なのと,作者の絵柄の稚拙さが感じられはしますが。。。。。

多くのライバルとの出会いや挫折,葛藤などの人間ドラマも見物ですね。
少年漫画にありがちな,敵キャラの強さインフレは無いし,某“王子様”や“ボールはともだち”な漫画の様な必殺技も無い,リアリティを感じる漫画作品ですね。

とくに,終盤での試合描写は,まさに手に汗握る演出で,テニスというスポーツのスピード感が旨く表現されています。


塀内さんの,現在の画力でこの作品が読めれば・・・・10点をつけたいところですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-10-15 17:45:40] [修正:2009-10-15 17:45:40] [このレビューのURL]

9点 ラフ

[ネタバレあり]

個人的な評価では,『タッチ』と同率であだち充の最高傑作に挙げられます。

野球以外のあだち作品は,知名度的にはそんなに高くないのでしょうが・・・・。

 前半の,一見ダラダラとした展開も,クライマックスへ向けての複線と受け取れます。
 中盤のスポ根的な展開で,程よく二人の距離が縮まり“次はどうなるの?”と,読書欲をあおります。
 後半は,あだち作品には珍しく,一転シリアスな展開で・・・・(“暗い”という意見もあるようですが)(週間連載だとやきもきしてしまいそうですが)コミックスだと一気に読めます。
 
 そして,ラストシーン・・・賛否は分かれるようですが,大好きです。

 何より,『H2』のように無駄に長くなく,物語としてすっきりとまとまっているのがよいですね。

※映画は・・・・長澤まさみはともかく,もこみち が許せなかった。。。、。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-15 13:10:09] [修正:2009-10-15 13:10:09] [このレビューのURL]

面白い!
とても面白い漫画作品です。

現実のサッカーと比較すると(戦術面、ルール面)確かに多少矛盾はありますが、、、、、。

物語としては最高のエンターテイメントがある漫画だと思います。

現在の日本サッカー界のように、「ワールドカップ、行けなきゃがっかり」的な風潮など全くなく、日本がまだワールドカップに出たことのない時代の話。かのう監督の「フランスに行けずに2002年のワールドカップ(自国開催なので自動的に出場)で初出場ということになったら、日本はワールドカップを金で買ったと言われる」と涙ながらに語っていた台詞は、当時のサッカー界を知る人なら、涙無しでは読めないでしょう。最終予選の行き詰まる闘いは、本当の本当にドキドキしながら読みました。
イラン戦だったかな?選手も会場も皆があきらめていた中で愛子だけが「だいじょうぶ」と叫ぶシーンは、思い出しただけでも泣けてくる・・・・・。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-03 17:25:01] [修正:2009-04-03 17:25:01] [このレビューのURL]

8点 海皇紀

[ネタバレあり]

たくさんの魅力に溢れた、エンタテイメント作品。

主人公の魅力
川原さんが作り出す主人公のキャラ造形は、わりと全部好き。飄々とした立ち居振る舞いと、他を寄せ付けない圧倒的な強さは、単純に格好良いですよね。

ジャンルの魅力
一言でジャンルを言い表せない、多彩な要素が満載している漫画だと思います。
海洋冒険物語であり、海鮮も陸戦もある戦記ものであり、SFものであり、歴史ものであり、大河的に壮大な物語でありつつユーモアもあり、人情話もあれば恋愛要素も多少あり、最後は筆者お得意の格闘技で締めくくる・・・。

物語の魅力
中性ヨーロッパがモデルとなるファンタジーと思わせつつ、実は遙か未来の物語だったと判明する序盤の流れが、心憎いですね。
強大な科学と人間のエゴが世界を一度は終末へと導いてしまったのだろうと想像させる、現代社会への壮大な皮肉も、またしかり。
そして・・・
海洋を統べる謎の一族の物語と戦乱の世を終わらせる覇王の物語が交錯し、そこに再びカガク(科学)の力を振りかざす第三の勢力が猛威を振るう・・・。

血湧き肉躍る冒険物語でありつつ、一本筋の通ったメッセージが全編を貫いています。




余談
主人公が用いる体術の描写に、デ・ジャ・ヴュを感じます。作者が描いた別作品に登場する「陸奥園明流」に見えてしまいしかたがありませんでした。

たまたま自分にはそう見えるというだけなのか?
川原ファンにとっては「修羅の門」に地続きの未来の物語だと認識しているのか?
はたまた、作者自身が、その点についてどこかで言及しているのか?

川原正敏ファンの方の見解を聞いてみたいものです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-11-04 10:34:00] [修正:2016-11-04 10:34:00] [このレビューのURL]

初期作なので,絵柄は・・・ですが,ラストの締めくくり方が好きです。

アニメの主題歌が好きでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-15 14:32:21] [修正:2009-10-15 14:32:21] [このレビューのURL]

同じく,“この漫画で目覚めた”に一票。

あれは,小5の頃・・・・周囲に同級生がいないかどうか確かめて,レジの店員さんが若い女性からおじさんに交代したタイミングを図り,超ドキドキしながら買いました。
ある意味で,生まれて初めて買った“エロ本”ですね。(笑)

あれが,少年誌に連載されていたのだ・・・と考えると,貴重な作品ですよね。大人になって読むとすると,エロさはまあたいしたことないですが(絵柄も),

あれを少年少女が読んでいたのだ,そして,あれで目覚めた少年少女が何人いるだろうか

と考えると,なぜだか興奮できます。


作品の物語性は皆無に等しいでしょうが,幼き日の思い出と,“好きさ”度合いを加味して 8点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-23 08:28:25] [修正:2009-09-23 08:28:25] [このレビューのURL]

「ファンタジスタ」という言葉を知ったのが、この漫画でした。

代表合宿に入ってからのポジション争いの様子やイタリアユースとの試合までは、文句なしの10点でしょう。

高校サッカー編はいらなかったな・・・・。

アテネ五輪は、予選をこそ描いてほしかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-03 17:27:49] [修正:2009-04-03 17:27:49] [このレビューのURL]

7点 “LOVe”

[ネタバレあり]

わりと好きな作品です。

?なんと,主人公が,あの『B.B』の娘・・・・・。しかも,“マジシャン”まで登場してるし・・・・。
この,設定だけで,心惹かれまくりです。

?13歳の女の子なのに,宿命のライバル(?)との決着をつけるために,テニスの名門男子高校に,男子として入学・・・。
この,斬新な設定に◎。

一見ありえない設定だが,『B.B』の世界観を知っている人ならば,主人公の常人離れした身体能力や,13歳の少女を男子校に入学させてしまう,父親や“マジシャン”の離れ業(権力?)にも納得がいきます。

?,?の要素があるだけで8点。これが,コミックス13〜14冊くらいでまとめられていたならば,+2で10点 でした。

『B.B』でもそうだったけれど,間が間延びしすぎてしまった分を減点して,7点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-15 18:16:34] [修正:2009-10-15 18:16:34] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

あだち充さんの作品で,けっこう好きな部類に入ります。

比較的淡々としたストーリーですが,ラストが好き。


選ぶのは,『絶対門松だろう』と思いながら読んでいたのが,良い意味で裏切られました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-10-15 14:30:05] [修正:2009-10-15 14:30:05] [このレビューのURL]

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