「カレー」さんのページ

総レビュー数: 24レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月16日

最高の王道少年漫画。

平成育ちの僕には
「最近は美形キャラしかいないからダメだ。」

という評価が理解できなかったのですが、この作品を読んで少しわかったような気がしました。


とにかくキャラクターの魅力で溢れています。

作者の藤田氏の描く人間の表情が温かく大好きです。


絵や台詞回しなど独特なので好き嫌いはあると思います。


ただ後世に伝えたい名作です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-16 16:54:45] [修正:2010-01-16 16:54:45] [このレビューのURL]

8点 レベルE

冨樫の最高傑作。


野球部失踪事件は本領発揮だと思います。

普通に読んでても面白いですが、注意深く読んでいくと事件の「犯人」がわかるように書いてあります。

衣服の汚れ、肌の色、背番号、上下関係。

さりげなくヒントを絵やセリフの中に溶け込ませています。

これこそ漫画だと思いました。


何度も読者の想像の上をいく超展開(いい意味で)。


きっと読者を満足させてくれる作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-16 16:31:02] [修正:2010-01-16 16:31:02] [このレビューのURL]

素晴らしいの一言。

王道でありながら、現在多く見られる行動の悪いところを否定する反王道的な漫画。

弁証法的に言うと止揚だろうか。

大学生という「大人」と「子供」の境界にいる主人公が「大人」へと成長していくさまが丁寧に描かれている。

00年代数少ない名作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-08 00:58:05] [修正:2010-03-08 00:58:05] [このレビューのURL]

王位継承問題から、物語は王女たちが事件に巻き込まれるところから始まる。

命を狙われているのだが、読者も主人公たちも「誰」に狙われて、「何」が起きているのかもわからない状態におかれるのだ。

起きている「謎」を解明し、それを打ち破るという形式をオムニバス形式でとっており、高い「ミステリ性」と「サスペンス性」から知的興奮を得ることができる。

コナンなどの単純な推理漫画と異なるのは「完了した過去の事件」に対して真理を得るための謎解きでなく、「今現在進行している事件」に対して生き残るための謎解きであるという点だ。


僕の中では「寄生獣」などと同等の評価を与えている。

特に8巻以降は表現の幅が広がり、この評価につながった。


「何」が起きているのかを考えずに、ただ受動的に読むだけではこの本の面白さは伝わらないだろう。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-17 13:20:48] [修正:2010-01-17 13:35:00] [このレビューのURL]

近年珍しい面白い王道少年漫画。

能力の応用でバトルをしていく様が良い。

後半はインフレにもなるのだが、それでも少年漫画らしく熱く盛り上げ綺麗に終焉を迎えた。

「才能」を主眼としたバトルだが結局は努力に限るのだろう。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-17 12:57:36] [修正:2010-01-17 12:57:36] [このレビューのURL]

絵が非常に残念だが、読者の想像を上回る展開をスピード感をもってみせてくれる。


以下アニメ公式サイトの監督のコメントを引用。
●「誰しも救いは、求めている。」……神戸守(監督)
コウタはどうして、ルーシーの角をカッコイイといったのだろう?
あまりにも平凡な自分と違って、他人と違う部分を持っていることに羨ましくなったのだろうか?
それともコウタも苛められていて、同じように苛められているルーシーに直感的に共感を覚えたのだろうか?
ルーシーは苛めの原因の角を褒められて、怒りと安堵も得たのではないだろうか?
そしてコウタとの思い出が唯一の救い、癒しになっているのではないだろうか?

一人の人間の中でこれらのことは複雑に絡みあっている。
平凡であることへの劣等感。
他人との違いによる劣等感。
同じ境遇の者への親近感。
そして、救い。

この作品は表面的にはお色気、ラブコメ、バイオレンスだが、本質は差別と救いであろう。
社会問題にもなっている苛め、つまり差別はこの作品の中に詰まっている。
誰しも救いは求めている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-17 12:45:23] [修正:2010-01-17 12:45:23] [このレビューのURL]

7点 寄生獣

この作品の凄いところは20年も昔の作品だというのに今現在全く色褪せていないというところである。

そのメッセージ性も強いが、今では似たようなことも多くいわれているように思う。

ただそれを20年以上前に漫画という媒体で発信して多大な影響を与えた傑作だということだと思う。


冨樫大先生も00年代後半に「後藤」まで登場させて極限のバイオ・ハザードをハンタで描いている。

完成度も高く読んでみても損のない作品だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-17 12:35:22] [修正:2010-01-17 12:35:22] [このレビューのURL]

セカイ系の代表作。

その世界観をほとんど読者は知ることが出来ません。

そうすることで一般人である無力な主人公に読者を近づけているため、非常に巧みな表現方法の一つです。


「セカイ系」そのものへの批判はポップス好きでメタルを理解できない人が、メタルそのものを馬鹿にするようなものなので、気にしないでください。

戦争というスケールの大きな極限状態の中、それでも必死に恋愛をして生きる10代のひたむきさ。

僕の中ではこの一言です。

たった一回のSEXがこんなにも大切に描かれている。

性と向き合うということは、自我の確立や大人への成長の中で必須条件だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-17 12:22:31] [修正:2010-01-17 12:22:31] [このレビューのURL]

これ読んで囲碁のルールを覚えました。

マイナーな世界を描き、以後のルールが全く分からない人間も楽しめるのが凄いところ。

敗北、挫折などを経験しながら成長していく主人公は非常に魅力的でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-08 01:00:46] [修正:2010-03-08 01:00:46] [このレビューのURL]

話が上手くいきすぎだったり、ツッコミどころも多数ありますが、爽やかで面白いマンガ。

高校生らしい日常、試合での技の駆け引きやギャグなど非常にバランスがよく柔道に詳しくない人でも楽しめる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-08 00:52:29] [修正:2010-03-08 00:52:29] [このレビューのURL]