「いーらび」さんのページ

総レビュー数: 38レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年04月15日

センスの光る、魅力的なネームの嵐。
究極は「あなたをひっくるめて響子さんをもらいます」。

人間味溢れる軽快なやり取りが突き抜けて素晴らしい。

ただ、不要なキャラ(二階堂薄すぎ)や無駄なエピソードを随所に感じたのは否めない。
高橋留美子の作品でよく目に付く、二股三股かける主人公の優柔不断な性格や、展開を無駄に引っ張るところはあまり共感できない。
「またか」という感じで読んでいてイライラする。

どうでもいいけど四谷さん、『ダストスパート』の背古井さんとキャラ被ってるのが気になる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-14 19:43:50] [修正:2013-04-10 10:47:25] [このレビューのURL]

『シャーロック・ホームズ』のように、
これは小説として読んだ方が、格段に面白い。

というのも、原作の出来が秀逸な割に、漫画の視覚的面白さが足りない。
はっきり言って、この作品に絵はいらない。
各々の想像力で自由に世界を構築していく方が、数倍は楽しめるだろう。

表情も動きも運びも単調で退屈。
これでは漫画として表現したことが無意味。

考古学や、外国(主にヨーロッパ)の文化的価値観など、目新しい話題が豊富なところや、
ウィットに富んだ人間同士のやり取りが、簡潔で素晴らしいだけに非常に残念。

個人的には終始物足りなさを感じた。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-22 19:12:27] [修正:2010-09-22 19:12:27] [このレビューのURL]

6点 DEATH NOTE

名前を書くだけで人を殺せるノート…
主人公「夜神月」って、一歩間違うとホストの源氏名っぽいのに、やたらカッコイイ名前とルックス。加えて超優秀な頭脳。
恐ろしい面白さだと感じた。最初は。

月の思考だけでなく話のテンポも小気味よく、兎に角頭の回転が速い。
特にLと腹の探り合いをする描写には舌を巻く。

ただ、原作者のいる漫画特有の小説っぽさが気になった。1ページ辺りの台詞の量に、明らかに無理を感じる。だんだん疲れて来て、漫画を読んでいる気がしなくなって来る。
ある時点までは10点に値する面白さだっただけに、この転落は残念。

伏線でもあった「死後どうなるか…」のラストシーンは良かったが、
そこへ辿り着くまでが無駄に長い。

実力も拮抗していたあのライバルの死が、少なからず読む熱を冷めさせた。

子供に月(ライト)と名付ける親が出て来るだろうと、一瞬よぎったのは私だけだろうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-07-20 15:56:54] [修正:2010-07-20 15:56:54] [このレビューのURL]