「こみっくは」さんのページ

総レビュー数: 15レビュー(全て表示) 最終投稿: 2011年01月07日

1話4ページというショートストーリーですが、うまくまとまっています。

異彩を放つ地味大学生、野田さんの魅力にハマればとても面白く読めるでしょう。

ちなみに私は面白かったです。

野田さんは、真面目でマイペース、天然というか空気が読めず、博識で好奇心旺盛、ポジティブで行動力がある、かなり変わった人です。

日常のふとしたことに疑問を抱き、いろいろと考える野田さん、自由で強い野田さんに畏敬の念さえ感じます。

野田さんをあまり知らない大学の生徒達は野田さんを敬遠しがちですが、読んでいるうちに「私は野田さんのことわかってるよ。」という気持ちになる。野田さんを受け入れる仲間達も良い雰囲気の人達ばかり。

ギャグ漫画に入るのかわかりませんが、ゆるーく、ほんわかした面白さがあります。

善良、脱力系漫画という意味では『聖☆おにいさん』に通じるところがあるかもしれません。

個人的には『聖☆おにいさん』より狙ってる感がないように思います。

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[投稿:2011-01-18 20:19:02] [修正:2011-01-18 20:20:32] [このレビューのURL]


アンドロイドが生活する未来。

ワガママで純粋な超高性能ロボットエレナ(性別無)と、そこまで性能は良くないが優しく良識のあるジャック。
探偵を営む二人のアンドロイドが依頼を受けて他の惑星へ行き、政争に巻き込まれる物語。

SFの物語だが中世の雰囲気もあり、独特の世界感が描かれる。

訪れた星で出逢った人々に巻き込まれていくストーリー展開も面白く、心理描写では、親子愛やロボットとしての苦悩なども描かれ、読み応えがある。

この作者は、人と人の関係、そこから生まれる感情の機微を描くのがうまい。

書きながら話を作っていったらしく、整合性が取れていない点も若干あるが、個人的には気にならない面白さです。ラストをうまく結んでいる。

うちに来てこれを読んでいた友達が、泣いてました(笑)


『輝夜姫』の中盤以降でがっかりした方は、こちらの作品は作者独特の作風も味わえつつ、うまくまとまっているのでおススメです。(『輝夜姫』の序盤ほどのストーリーテラーさはないかもしれませんが。)

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[投稿:2011-01-17 22:48:51] [修正:2011-01-17 22:48:51] [このレビューのURL]

本屋で「このマンガがすごい!2011」が立ち読みできるようになっていて、
1位がこれでした。
その真横に「買ってくれ!」と言わんばかりに本作品の平積み。・・・しかし、1巻が売り切れ!

他の本屋に行くと、そこでも1巻は売り切れ・・・。

次の本屋で3巻まとめて買いました。
3巻までしか出てないのでまとめ買いする人も多いだろう。
1巻を多めに発注していた本屋さんはニヤニヤですね。

前置き長くなりました。

「生き残った人類 VS 謎の巨人達」という物語。

数多ある未来もの(この作品が未来ものに含まれるかわかりませんが)の作品の中で、敵が特殊能力を使ってくるわけでなく、大きいだけの巨人っていうのが少し新鮮な気がしました。

人間も単純に攻撃方法が剣のみ、というところに恐怖感が伝わってきます。飛べる道具みたいなものも出てきますが、燃料が切れたら使えないという設定がいい。

構図や見せ方が旨いので自分としては画力は気にならず、迫力あります。

設定や世界観が魅力的。「もっとこの世界のことが見たい、知りたい」という好奇心がそそられます。

まだ3巻までで、物語の方向性が見えてきたかな?というところなので、とりあえずの6点。

今後に期待。

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[投稿:2011-01-07 22:11:22] [修正:2011-01-07 22:14:28] [このレビューのURL]