「masaro」さんのページ

総レビュー数: 7レビュー(全て表示) 最終投稿: 2014年05月19日

SF短編集と同じくF先生の代表作と言って良い作品ですが、
こちらのほうがSFという括りがないだけ幅が広いので
一点高い10点をつけました。

当時としては極めて斬新なアイディア、
まったく飽きさせないコマ運び、まとめかた
どれをとっても完璧に近いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-23 16:53:10] [修正:2015-01-23 16:53:10] [このレビューのURL]

面白い、面白くないという次元を超えて、
「医療マンガ」あるいは「マンガ」そのものの教科書のような作品です。

既に出た、今後出てくる医療漫画は絶対にこの作品を意識しなければ
製作することはできないでしょう。
それくらいベースが完成されてしまっているのです。

現実に『ドクターK』なども、この作品で扱った話の
よく言えばオマージュ、悪く言えばパクリが少なくとも15話以上は見られます。
(ドクターKを批判しているわけでなく、それだけ影響を与える作品ということ)

もちろん普通に読んでも「面白い」です。必読。


ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-23 11:46:16] [修正:2015-01-23 11:46:16] [このレビューのURL]

8点 SLAM DUNK

エンタメ系のスポーツ漫画としては最高峰に位置する作品。

キャラクターは非常に生き生きとしていて魅力があり、
ストーリーも単純ながら王道的な見せ方を
しっかりと見せられており完璧に近いです。

そして言うまでもなく作者の持ち味は画力で
おそらく作者本人も好きなのでしょう
バスケという分野を最大限に魅せてくれます。

文句のつけどころはないですが、
あえて8点をつけたのは少年スポーツ漫画の限界だからです。

ここを起点にさらにストーリーを深められたら
10点の作品が出来ると思います。
作者の次作『バガボンド』はそれを狙ったものなのでしょうが、
残念ながら本作を超えているとは言えません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-01-22 11:36:44] [修正:2015-01-22 11:36:44] [このレビューのURL]

8点 寄生獣

一見ありそうで、その実、他には見られない設定、
テンポや読ませ方などは漫画史的にも語られるべきほどの
魅力を持っている。

絵、特に建物や人物の服装などはビックリするほど
下手くそ、と言うか適当なのだけど、
それが全く気にならないくらい引き込まれる。

ところどころの「仕掛け」も見事だし
全体的な完成度は極めて高い。

ただし、完全版の作者コメントは頂けない。
環境問題をテーマにしているのはわかるが
時代を考えても余りにも表面的で哲学性が薄い。

そこがもう少し掘り下げられれば
歴史に残る名作になるのだが。
評価が高いからの苦言。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-01-22 11:28:25] [修正:2015-01-22 11:28:25] [このレビューのURL]

藤子Fの代表作と言える作品。
あの子供向けの絵柄で不条理や恐怖を描くのが
見事なまでにマッチしている。

中には今となってはそれほど目新しい話ではないものも
多少は含まれているが、時代を考えて欲しい。
やはりアイデアが優れた作家なのだと痛感させられる。

名作。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-01-22 11:23:22] [修正:2015-01-22 11:23:22] [このレビューのURL]

原作、作画両面で実験的な作品だったと思います。
少年漫画の範疇で、ジャンプらしからぬ作品を
肯定したりするのはある種の冒険でしょうし、
全体としてもまとまり、テンポは悪くありません。

ただ、結局詰まる所何なのか?
というテーマがブレていてハッキリせず、
単純な少年のサクセスストーリー、
しかもどちらかといえば表面的なそれで
終わってしまっているのは残念です。

加えて、少年漫画であろうとする姿勢のためだと思いますが、
性描写を含めた恋愛観が極めて幼稚、不自然で、
結婚だの何だのいうのが全ておままごとに見えました。
小学生向けに向けた作品なら漫画論は不要ですし、
中高生以上に向けた作品なら大人の恋愛をしっかりと書くべきです。

そういう意味で中途半端で完成した作品というイメージが強いです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-01-21 13:02:58] [修正:2015-01-21 13:02:58] [このレビューのURL]

5点 MAJOR

要所要所の見せ方は、さすがに商業誌の第一線でやってる漫画家さんだと思います。しかし、当時ですら「一流チームに行く=裏切り」「今を勝つためなら一生を棒に振ってよい」という古い考え方は違和感がありましたし、根性論、精神論が前面にだ過ぎる典型的な定番のスポ根漫画という展開が多すぎて、他の人も言われているようにリアリティが無さ過ぎて、独創性と言う部分でもマイナスです。


野球漫画として他の作品より落ちるのは否めません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-05-19 12:32:16] [修正:2014-05-19 12:32:16] [このレビューのURL]