「Masaki」さんのページ

総レビュー数: 12レビュー(全て表示) 最終投稿: 2013年09月15日

7点

[ネタバレあり]

登山家である主人公が登山を楽しみつつ、救助のボランティアもやっているというかなり独特な設定の漫画です。

基本的には誰かが遭難したのを主人公の三歩が助けに行く、というものなので展開がいつも一緒とか、中盤から中だるみしているなどとの評価もありますが、自分は中々どうして最後まで飽きずに読めました。
絵についても余り画力が変わっていないなどと言われるようですが、自分は三歩の救助後の大きな笑顔一つで癒されますw
ヒロイン役の久美ちゃんも人間くさくてかわいいですし。
あえて言うなら囲み文字で登山系のウンチクや解説があっても良かったかなとは思います、基本読者が知っている事を前提の描写なので。

序盤はシンプルに遭難者を救助(もしくは遺体を回収)して三歩がよく頑張った!で終わりですが、中盤からザックや久美、阿久津、ナオタといったサブキャラにもストーリーが割り当てられ、世界観の構築に一役買ってます。
特に阿久津は美人の奥さんと結婚、子供も生まれて幸せな家庭を築くという典型的な事故フラグを立てまくってきっちり回収、という波瀾万丈なキャラになってしまいました。

最終盤については賛否両論で、極限状況下ではまず自分を助ける事が重要、と語られていたのに三歩は限界ラインを超えて救助活動に行ってしまった上にほぼ確実に二重遭難死したであろう展開はちょっと悲しいオチですね・・・
作者いわくは死んでない、などというコメントをしたとの話もありましたがリップサービスかなと。
また久美が三歩に好意を持つような描写がそこかしこにあっただけに、まさか最終回でエピソードが1つほどしかなかった青木(民間救助ヘリの運転手)と結婚して子供までいた展開にはかなり驚きました。まあそれを見ても三歩は既にいない世界なんだと思っちゃいましたが。

最終盤は悲しくなってしまいましたが、登山の楽しさとその裏側の恐怖・危険を上手く描いた名作です、何度も読み返すほどではないですが、全巻一気読みしたので評価は7点です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-10-10 22:27:43] [修正:2013-10-10 22:37:57] [このレビューのURL]

よくもまあこれだけ話のネタが尽きないなあ、そしてクオリティを保ち続けられるなあ、というのが最初に読んだ時の感想でした。

どの話も基本1話完結で概ねハッピーエンドや勧善懲悪(うがぁーー!!で終わるようなw)なので、読後感も良いですし、どの巻から読み出しても楽しめます。
そしてしっかりと題材のバックボーンを掘り下げて描くので、芸術や美術への知的好奇心を満足させるには最高の作品です!
自分はこれまで行くことがなかった美術館や博物館に足を運ぶようになってしまいました。

ストーリー自体は単調なのですが殆どオマケみたいなもので、ゼロと依頼者が語る芸術へのウンチクだけでお腹いっぱいになるぐらい楽しめます。
また贋作者という都合上非合法な依頼や殺人も厭わない組織と関わることも多いのですが、腕っぷしを発揮したことは殆ど無い(せいぜいやけっぱちで突きつけてきた銃をカードで弾く程度)ので、そっちの腕前はどうなんだろうと気になりますw
絵も美しく話も引き込まれるものばかりなので文句無し、読み直しでも楽しめるので9点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 21:44:06] [修正:2013-09-16 02:17:34] [このレビューのURL]

とにかくどこを切ってもイカレた(褒め言葉)展開だらけの漢劇画といっていいでしょう。冒頭からして東大で勉強した結論がこの世は荒野だ!!ですからね、ぶっ飛んでると言っていいでしょう。

その後のストーリーもどこもぶっ飛んでいて、自宅にタンクローリーが突っ込んでくるのは当たり前、ヤクザの内紛で軍隊を雇って街の各支部を爆撃するなんてのもあります。とにかく暴力、暴力、暴力!!の漫画です、暴力を取ったら白紙になるレベルのw(褒め言葉)

敵役の柿崎の極悪非道な鬼畜っぷりは清々しいレベルですし、しつこさも物凄いです。また本来は味方のはずの兄と主人公がお互い裏を読み合う謀略展開も素晴らしいです、
最終盤の天星編がボスとしてのカリスマ不足もあって蛇足気味ですが、それを差し引いても凄い作品です、面白いというよりは凄い、が一番ピッタリ来る評価です。

これも野望は男の体と魂をも焼き尽くすせいです、しょうがないですね!!
というわけで10点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 12:00:37] [修正:2013-09-15 12:00:37] [このレビューのURL]

クイズや数学パズルの問題をお互い出し合って解いていくのが当たり前になっている学校でのお話。

巻数としては5巻と短めですが、その分密度が濃く、問題について逐一頭を使うため1巻を読むのに結構な時間を費やします、そしてその面白さがたまりません。
出てくるキャラもそれぞれクセがあって魅力的ですし絵柄があっさりしてるのもあって素直にかわいいです。

時折あるギャグパートもクイズばかりの話の中で一服の清涼剤としていい味出してます、パズルやクイズ漫画はパス!って人には向かないですが、こういった頭の体操が出来る漫画が好きな人にはオススメですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 11:29:19] [修正:2013-09-15 11:29:19] [このレビューのURL]

1点 Doubt

漫画収集が趣味で、しかもどれも中々面白い作品ばかり集めてる友人の家に初めて遊びに行った時、読ませて貰った本がこれでした。

結果は・・・言うまでも無いですね。SAWのパクリ展開、推理モノとしては決定的な矛盾、ラストのハァ?と思ってしまうようなオチ。作品としては全く酷い出来です。

基本設定(食材)は魅力あるように思えるが、そこからの料理法が見よう見まねでパクってきたものばかり、しかも味付けも間違って止めに汚れた皿の上に乗っけてしまって食えたものじゃないという典型。

たった4巻でしたが読んで損したというのは久々でした、本来の点数で言うなら0点なのですが、女の子だけはそこそこ可愛かったこと、その友人の家に遊びに行くたびにこの漫画が話のネタに出来ること、それらを加味して1点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 11:12:19] [修正:2013-09-15 11:12:19] [このレビューのURL]

劇画として政治面、暗黒面と両面からきっちり起承転結を描き切った正に傑作です。

ストーリーについては省略しますがヤクザ側での出てくる敵役や味方側のメンツがどれもインパクト抜群、個性的で素晴らしいです。
特に渡海さんの破天荒ぶり、主人公への一途な傾倒ぶりは清く正しい?ヤクザでとても好きでした。
また政治面では伊佐岡幹事長のインパクトが強く、この悪党をどうやって議員の椅子から引きずり下ろすか・・・と思わせてくれます。

本来このような壮大な話は中だるみが起きやすいのですが、ご都合主義な面もあるものの全12巻と絶妙な長さでまとまっており、一気読みできる量ですし、ふとした時に読みなおすのにも最適です。

この作品を読めば政治に興味が湧くこと請け合いです、劇画なので絵柄は人は選びますがちょっとでもピンときたらまず手にとって見てください、一気に引きこまれます!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 10:50:39] [修正:2013-09-15 10:50:39] [このレビューのURL]

最初の頃の絵がヘタだった頃のパンチの強さ、アクのきつさ、ゲンさんやケンジのバカっぷり、オチの突き抜け具合は凄まじく正に愛読してたのですが、
中盤から絵の上手さと比例するかのように後味の悪いオチや笑えない展開、直接的なエロ描写が増えてだんだんつまらなくなってしまいました。
絵の上達ぶりは正に凄い(特に1巻を読んだ後だと別人レベルです)の一言ですが、終盤の方のきれいな絵で長いページの話より、
1巻のたった数ページしか無い話のが笑えて面白かったのが悲しいです。とはいえ10数巻あたりまではこういったネタが好きな人にはたまらないと思うし、実際愛蔵してるので5点です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 10:19:21] [修正:2013-09-15 10:19:21] [このレビューのURL]

主人公は刑事、だが本来携帯するべき銃を過去の苦い思い出から拒否し、ヤクザや愚連隊といったアウトローな連中と素手で渡り合う・・・というとてもわかりやすい漫画です。

とにかくこの世界では警察は何やってんだ?ってぐらい悪党がのさばりますw、そしてそれらを素手でフルボッコにする主人公の強さも凄いですw

暴力団がたまたま公園で見かけた女性を拉致って輪姦した挙句、シャブ漬けにして温泉宿に売春婦として売り飛ばす・・・なんてエグい展開もありますし、それを主人公があの手この手で探り当て、最後は肉体で解決するのが一番の見どころです。
また基本的にハッピーエンドになる1話完結スタイルなので75巻とかなり長いもののどこからでも読めて楽しめる作品です。

残念ながら連載終了してしまった上に一般の認知度が低いためか古本屋でコンビニ版かバラ巻で集めるしか無いのが惜しいです。
実際当時自分もかなりの単行本を集めましたがかなり飛び飛びで悲しい思いをしました。ですが今はコンビニ版が出て一般にも触れやすくなったので、劇画好きで読む機会があればおすすめしたい作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 08:56:44] [修正:2013-09-15 08:56:44] [このレビューのURL]

まさかのレイプ魔が主人公という、今となっては絶対にありえない作品ですw

何が凄いって、色んな問題をレイプ1つで解決し、しかも大体が丸く収まる(話によってはレイプされた女性が喜んでハッピーエンド)という、女性が見たら卒倒するようなストーリーなところですね、連載当時も女性団体などから抗議があったとかなかったとか。

何よりどこを切ってもレイプと濡れ場しか無いのに、成年コミックならいざしらず、一般コミックとして発行されていたというのも凄まじく、正に時代を感じさせるものとなっています。

漫画としての純粋な評価ははっきりいって測定不能ですが、こんな突き抜けた設定&内容の本を一般書籍として発行した勇気と、中学・高校時代色々とお世話になったという思い出点で10点つけちゃいますw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 08:45:45] [修正:2013-09-15 08:45:45] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

鬼平犯科帳などと同じく江戸時代を舞台として、抜け忍が色々な依頼を引き受けて、それを解決していく便利屋稼業というストーリーです。

時代が時代だけに大まかな流れは一緒なのですが、暫平が難題を解決するために色々な仕掛けや工夫を凝らすところが面白いです、勿論現代の知識が無いと無理だろう(熱気球など)といったものもありますが、そこは忍者の秘伝!!フィクション、劇画として楽しむ範囲でしょう。

後、当時読んでいた時は、最終話が驚くぐらいあっさりした話だったので、「え?これでこの漫画終わりなの?」ととても驚いた思い出があります、漫画としてはとても楽しく読んでましたから残念だったのですが、逆に言えばちゃんと完結してるだけに読みやすいとも言えます、もし散髪屋や待合所においてあるならぜひ読んでみてくださいw

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-09-15 08:24:00] [修正:2013-09-15 08:24:00] [このレビューのURL]

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