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[投稿:2025-05-24 17:53:22] [修正:2025-05-24 17:53:22] [このレビューのURL]
6点 ライオン
かわぐちかいじ氏代表作「沈黙の艦隊」が1990年連載開始なので、その5年前の作品です。
いろいろな世界を題材に、いろいろ模索していた時期だったものと想像します。
沈黙の艦隊では軍事問題、アクターでは役者、本作では華麗なる一族という具合に、
何が読者の関心を引くのか懸命に探っている印象です。
かわぐち氏の作品に共通する点は、着想というか設定はなかなか良いのですが、
主人公に無計画で型破りな行動をさせたいので、展開が結構ぐちゃぐちゃに
なってしまいがちです。
そこをスリリングな展開と思えるか、あるいは行きあたりばったりと考える
のかで評価が変わってきます。
最後に納得しがたいものはありますが、まあ人間的に魅力のある主人公が
読者の代わりに面白おかしく人生を送ってくれているような痛快さは残りますね。かわぐち氏らしい作品ですので、ファンは必読でしょう。
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[投稿:2025-05-24 10:47:59] [修正:2025-05-24 10:47:59] [このレビューのURL]
6点 隠し球ガンさん
スカウトマンを主人公にした作品です。
プロ野球のスカウトの実態をネタにした「ドラフトキング」が最近ヒット
していますが、その先駆け的な作品です。
1990年代なんで、科学的な評価手法を否定し、昔堅気の直観と自身の評価眼を
根拠にスカウトするところが、実に昭和的です。
そこに加えて、人情を絡めてその気にさせる人格者であることが要求される
職種ということです。
まあ、面白くはあるのですが、一言で言えば、昭和過ぎるかな。
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[投稿:2025-05-18 14:23:34] [修正:2025-05-18 14:23:34] [このレビューのURL]