「cody」さんのページ

1巻読んだときはなんか暗いなぁという感想でした。
妖怪に興味もないし、その時点でスルーしてました。
しかし、最近全巻読み終わってその感想は一変しました。これはおもしろいと。
静流と瑞生が勿怪を見たり憑かれたりしながらそのなかで様々なことを感じ学んで成長していく様がとても良いです。
確かに特に静流中心の話は暗くなり気味ですが、落ち着いた雰囲気でゆっくり読んでいられます。
他の妖怪漫画のように出てくる妖怪を退治するとか悪霊が取り殺すようなことはなく、あるがままの自然の一部としての妖怪、古くからある八百万の神様として描いているところに惹かれました。
人と勿怪が敵対することも友好的にすることもない、その独特な関係性をゆっくりした時間の流れで表しているのは宛ら夏休みに田舎へ行ったときのような気分になりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-13 12:14:35] [修正:2010-07-13 12:14:35]