「Mikky-D」さんのページ
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ガイドラインの「点数参考表」に従って点をつけようと思いましたが、私はどんなに好きな作品であっても、それにより日常生活や人生に影響を受けるようなことはないので、単純に10段階評価とします。
女ですが口が悪いです。批判する場合や低い点数をつけることもあるかと思います。
しかし、あくまで全て私個人の勝手な考えによるものですので、価値観の違いだと軽く流して頂けたら幸いです。

6点 BECK
音楽を主題とした漫画。少年誌連載ということで、作者の他の作品と比べるとやや異色。もちろん、それが悪いわけではなく。
また、シュグナイトの件を指摘している方がいらっしゃるように、実在のミュージシャンの逸話やグループ名、ライブハウス等々を各所でパロディ化している点や、例えばNYドールズのくだり(真帆の化粧)等、元ネタ知っているとクスッと笑ってしまうような表現は、作者の音楽の趣味が感じられ、大いに評価できる。ただ、それがやや広く、浅いように一部感じる(あえてそうしたのかもしれないが)。
ひとつだけ言いたいのは、関連アニメやCD等は、この漫画に関してだけは絶対に作ってはいけなかったのでは。何らかの実在する「音」とイメージが結びつけられる可能性を伴うようなことは絶対にやってはいけなかったように思う。もしアニメ等でこの作品のイメージと同時に何らかの音楽を聴いてしまった人が、この漫画を読んで想像力を働かせる際の妨げとなる危険性があるのは明らか。
テレビや映画などにない活字や漫画の良さは、読者が強く想像力を働かせることができることだと考えているので、せっかく「音楽」という漫画作品として珍しいテーマがあるだけに、この点は実に残念。
この作品の中で演奏される音楽は、読者それぞれの頭の中でのみ流れるべきだった。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2008-10-02 20:15:05] [修正:2008-10-02 20:15:05]