「friendstudio」さんのページ

友人曰く「ギャグマンガを根底から変えた」一品だそうで。
さぁ、どう書いたものか。
・・・というほど、紹介が難しいマンガです。もう初期設定とかストーリーとかを書くにはアホらしすぎる作品なのでもうここでは触れませんが(笑)、とりあえず、リクツとかほっといてギャグに突っ走っている作品です。最初の数話を除けばほとんど短編で、「何―――!!」ってくらい短く感じるほど(笑)一コマ一コマにギャグが凝縮されていて、テンポも悪くありません。この、「何―――!!」がギャグの根底のようで、様は、「なぜ!」「どうして!」を自然に叫びたくなるような理不尽極まりない行動、言動、そしてそれの持つ圧倒的なパワーがこの作品の原動力になっています。その「パワー」が本当に凄い!誰も突っ込む間もなくどんどん引っ張り込んでいき、ついてけないほどの爆裂的なエネルギーが、読者の理性を吹っ飛ばしてひたすらに笑わせてくれているような気がします(「さばの味噌煮!」で死ぬかと思った(笑))。その「針が振り切れたテンションの維持」が、なかなかけっこう上手く行っているので、数巻読んでもその衰えの無さには驚かされました(まぁ、でもやっぱりセクシーコマンドーの設定が消滅する4〜5巻あたりから陰り始めるけど・・・)。
なぜか、なぜかなのですが、このマンガの一番の凄い所は、ギャグが「わざとらしくなってない」ところかなぁと感じたり。どんなに上手いギャグマンガでも、どこか「あ〜、笑わそうとしてるなぁ・・・」だとか「気を吐いてるな・・・」とか思ってしまう瞬間はあるものですけど、このマンガは、少なくとも3〜4巻くらいまでは発生しない!(笑)。ヘンな例えだけど、登場人物が一丸になってマサルさんの大ボケを御輿上げていってるような感じ。「わっしょいわっしょい
」が聞こえてきそうな(笑)、ある意味でのお祭り騒ぎ的な、マンガ?
う〜〜〜む・・・、本当にこのマンガは紹介しづらい・・・(笑)
とりあえず、万人にウケるギャグではないと思うので、そこはご注意を。ヤミつきになる人と極端に嫌う人が居そうだなぁ。僕はどっちでもなかったけれども。とはいえなかなか面白かったです。この支離滅裂なレビューに、あと一言だけ書くとすれば、 あ の 最 終 回 は ダ メ だ と 思 っ た 。 

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[投稿:2006-11-19 21:03:15] [修正:2006-11-19 21:03:15]