「水鏡」さんのページ

まだ一巻だけしか読んで無いのですが、
メイド喫茶を題材としながらも作品全体にただよう重苦しい雰囲気、
登場人物の屈折っぷりが只事では無いです。
当事者ではないので憶測なんですが、
メイド喫茶ファンの人の心にえぐり込むような「裏側」的な描写の連続で、
浮世離れした設定でありながらも生々しく地に脚がついているという
矛盾した内容が読んでいて居心地の悪さを感じさせます。
しかしながら、この居心地の悪さが意図的に作られた物であり、これが作者の作風であるという点もまた感じられる事から、
どういう形であれこの「表現」の完成度は評価せざるを得ません。

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[投稿:2008-03-17 05:13:15] [修正:2008-03-17 05:13:15]