「kaine」さんのページ

最近再読しました。

レベルEやHUNTER×HUNTERに比べて、
若干評価が低い印象のある本作ですが、
すでに才能の片鱗は充分に伺えます。

作風の変遷が著しく、魔界の扉編からが本領発揮というところでしょうか。

力押し一辺倒にならない能力バトル
頻繁に見え隠れするダークな描写
終盤特に顕著になる邪道な展開

いずれも他の作品とは一線を画してましたね。

あとこの漫画、敵キャラのセリフ回しがいちいち格好いいんですよ。

「オレは品性まで売った覚えはない」

「お前らはまた別の敵を見つけ、戦い続けるがいい」

「人間は旅行好きらしいな。飛行機が落ちないといいが。
熟年カップル、再婚旅行で悲劇。ワイドショーのネタとしてもB級だ」

などなど。挙げればキリがないですが。

いずれにしても、序盤〜中盤で見切るにはもったいなさすぎる作品。

あんまおもんないなーと思った方も、
せめて魔界の扉編の蔵馬vs海藤の「禁句」対決までは読んで頂けたらなーと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-01-08 15:01:00] [修正:2015-01-09 02:29:53]