「kaine」さんのページ
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8点 はじめの一歩
この作品を一言で表現するなら、
ひらがなの「へ」の字のようです。
連載開始以降、回を重ねるごとにどんどん面白さが加速していき、一歩vs千堂のタイトルマッチあたりで内容・画力ともにピークを迎えます。
それ以降は木村vs間柴や伊達vsリカルドなど印象深い名試合が続き、43,44巻あたりの鷹村vsブライアン・ホーク戦などは、恐らくバトル漫画の最高峰ではないかと思える珠玉の出来。
ところがこの試合がへの字の頂点でした。
それ以降は逆に巻を重ねるごとに下降線を辿ります。
ところどころ多少面白い試合はあるものの、かつてのようなクオリティを感じる事は残念ながら出来ませんでした。
今や単行本で100巻をとうに超えた本作ですが、現在の作品としての質は連載序盤以下と言わざるを得ないでしょう。
への字の右端が左端よりも下にあるように。
正直今連載されている本作は点数を付けるなら3,4点がいいところですが、全盛期の面白さをリアルタイムで味わった身としては7点以下はつけられません。
せめてラストが良いものであることを祈ります。
いつになるか見当も付きませんが…
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2015-11-12 18:30:14] [修正:2015-11-12 18:33:23] [このレビューのURL]
8点 幽☆遊☆白書
最近再読しました。
レベルEやHUNTER×HUNTERに比べて、
若干評価が低い印象のある本作ですが、
すでに才能の片鱗は充分に伺えます。
作風の変遷が著しく、魔界の扉編からが本領発揮というところでしょうか。
力押し一辺倒にならない能力バトル
頻繁に見え隠れするダークな描写
終盤特に顕著になる邪道な展開
いずれも他の作品とは一線を画してましたね。
あとこの漫画、敵キャラのセリフ回しがいちいち格好いいんですよ。
「オレは品性まで売った覚えはない」
「お前らはまた別の敵を見つけ、戦い続けるがいい」
「人間は旅行好きらしいな。飛行機が落ちないといいが。
熟年カップル、再婚旅行で悲劇。ワイドショーのネタとしてもB級だ」
などなど。挙げればキリがないですが。
いずれにしても、序盤〜中盤で見切るにはもったいなさすぎる作品。
あんまおもんないなーと思った方も、
せめて魔界の扉編の蔵馬vs海藤の「禁句」対決までは読んで頂けたらなーと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-08 15:01:00] [修正:2015-01-09 02:29:53] [このレビューのURL]