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7.65点(レビュー数:129人)

作者荒川弘

巻数27巻 (完結)

連載誌月刊少年ガンガン:2001年~ / スクウェア・エニックス

更新時刻 2012-10-15 02:24:28

あらすじ エドワードとアルフォンスの兄弟は、幼き日に喪った母を錬金術により蘇らせようと試みる。しかし、錬成は失敗しエドワードは左足と弟のアルフォンスを失ってしまう。なんとか自分の右腕を代償にアルフォンスの魂を錬成し鎧に定着させることに成功するがその代償はあまりにも高すぎた。そして兄弟はすべてを取り戻す事を誓うのだった…。

備考 2004年 第49回小学館漫画賞(少年向け部門)受賞

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鋼の錬金術師のレビュー

点数別:
26件~ 30件を表示/全129 件

6点 sin00さん

 展開は普通に面白いし終わり方も綺麗で漫画としての質は高いのかもしれないが戦闘描写があまり好みではない.理屈をつけても好みでないものは好みでない.

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-18 19:02:42] [修正:2012-02-18 19:02:42] [このレビューのURL]

5点 ネコ好きさん

荒川先生は、物語を作る力や画力は高いものを持っていると思う。
だが、それを100パーセント漫画にいかせれていない。

物語は、綿密で作りこまれているが
淡々と進み中盤では少しダレル。つまり盛り上がりを感じない。

絵は一見小奇麗に見えるが
バトルシーンはイマイチ迫力に欠けている。表情もかたい。

全体を通して
少年漫画に必要な「熱さ」が足りん。


だれる部分もあるが、ところどころ楽しめる漫画
私は、5点が妥当かなと思いました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-02-04 08:53:43] [修正:2012-02-04 08:53:43] [このレビューのURL]

9点 なびくるさん

今までジャンプしかレビューしてなかったのでここは少し雑誌を変えてみようかと思いなぜかこんな大作について感想を書きたくなりました。

私がストーリー(特にバトル系)のマンガを読む際にもっとも重要視してみているのは、主人公の目的です。そしてこの目的の定義は、

一文で表せれるくらいわかりやすい

です。例を挙げてみましょうか。
ワンピース・ルフィの場合・・・「海賊王になる!」
ナルト・ナルトの場合・・・・・「火影になる!」
非常にわかりやすくてシンプルですね。これが物語の基盤となっていくので、ここでのわかりやすさというのは、とても大事だと思います。

そして、もう一つ求めているのは、

その大きな目標をベースにしたうえで、話が展開していくこと

です。つまり、話の基盤がぶれないで、どこまで展開で面白くなるかということです。これも例を挙げてみましょうか。
・ハンターハンター・ゴンの目標・・・ジンに会うこと。
展開・・ジンから残されたROMを元にヨークシン編、GI編が展開する

わかりやすい目標を踏まえて、どれくらい目標から脱線せずに展開を進めていくか。ここがマンガの肝だと私は考えています。

さて、鋼の錬金術師の場合
エルリック兄弟・・体を取り戻す

おお、シンプルだ。ヒジョーにわかりやすい。
なおかつ、この漫画では、27巻すべて一貫して主人公がそのために行動しているではないか。
やはり、目的がしっかりとしているマンガは非常に読みごたえがあります。

そして、一貫した話をもっと面白くするための味付け。つまり設定です。
ここがごちゃごちゃだと目的がわかりやすくても読みにくい印象を与えたり、その設定がすべてとなって面白くなくなってしまいます。

鋼の錬金術師では、タイトルにもあるようにもっとも重要な設定が錬金術でそこがこの話のキモとなっています。一つの設定でここまで話を深く掘り下げられるのはすごいと感じます。
ネタバレになるのですが、この錬金術が原因で兄弟が体を失ってしまうわけでそこがうま味となって、この世界観に引き込まれる感じになったと私は感じました。

以上が私の中での重要だと思うポイントに基づいた感想でした。

鋼の錬金術師。間違いなく読んできたダークファンタジーに分類されるものの中では断然面白いと思えました。
それと、単行本のおまけの充実はすごいですね。カバー裏にも仕掛けがあるとは。
おまけがあると得した気分になりませんか?



・・なんで、こんな大作にレビューしたんだろ、と今更ながら思ってます。
名作に間違いなし!ということで、9点をつけさせていただきます。
一読する価値はあると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-16 22:40:35] [修正:2012-01-16 22:40:35] [このレビューのURL]

8点 勾玉さん

読み進めるごとに徐々に謎が解き明かされ
それと同時にまた新しい謎、新しい伏線が出てきて
少しづつ、この世界の輪郭が明らかになっていくという構成が良い。

登場人物も単純な善悪に分かれておらず
様々な立場の人物や組織が、それぞれの思惑を持って行動しており
その時々で敵対したり共闘したりと
変化していく人間関係も面白かった。

漫画という媒体で、ここまでストーリーを膨らませ、謎を散りばめながら
伏線をキチンと回収し、だれることなく物語を収束させたのは凄いと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-12-01 20:12:03] [修正:2011-12-01 20:12:54] [このレビューのURL]

10点 頭突き串の寿司さん

私のなかでは神格化された作品。

特筆すべきはおよそ少年マンガとは思えないダークなテーマを根幹に据えながら
あくまで「少年マンガ」を描ききったこと
これは兄弟二人の力強さ、ある面では無力さをかんじながらも
ちゃんと成長があったからかな

錬金術というファンタジーな要素を盛り込み
骨太なストーリーを構築していてムダがない
多様な生きざまを描く人間賛歌でもある

ムダのなさはキャラ作りにも通じていて
敵味方とも魅力的(作者本人もモブを描くのが好きらしい)
またひとりひとりの背景、土台がしっかりとしていて
それぞれが相互に作用しあっているのも素晴らしい。
特にマイルズというキャラには
混血の意味、スカーに影響を与える人物としてよくできていると感じた。

最後は少年マンガらしくハッピーエンドで良いんだと思うが…

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-07 01:00:09] [修正:2011-11-07 01:00:09] [このレビューのURL]

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