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6.96点(レビュー数:32人)

作者河合克敏

巻数30巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1996年~ / 小学館

更新時刻 2010-08-15 11:38:39

あらすじ モンキーターンとは、競艇においてボートを全速で旋回させる華麗で高度なテクニック。主人公・波多野憲ニはそのモンキーターンに衝撃を受け、競艇選手になることを決意する。実在する競艇選手の研修所・全国のレース場を舞台に同期のライバル洞口雄大や女子レーサー青島優子とともに、超激しく鬼ガンコな師匠のもと、日本一のレーサーを目指し、様々な難関を乗り越えていく。

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モンキーターンのレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全27 件

9点 オカシューさん

マイブームで勝手にキャッチフレーズを付けるのが流行った事があった。マンガにも読んだイメージだけで付けていく。
モンキーターンに私が付けたキャッチフレーズは。

「静かに熱い」

河合作品をよく読んでいる方なら多少は賛同してもらえるんじゃあないかと思うのだがどうだろうか。
躍動感は少し足りないかなと思う絵柄ながら熱くなる場面の遭遇率がやけに高いのだ。

実は河合マンガを読みだして日は浅い。2年経っていない。
その読書遍歴は「とめはねっ!」で興味シンシン、「帯をギュッとね!」で自分の中の好きな作家リストに登録、そして今やっとこの「モンキーターン」にたどり着いた訳である。

この作品を先延ばしにしていたのにはわけがある。競艇に興味が無かったからだ。
もちろんそれは今までに何度も繰り返してきた過ちだ。思い込みと偏見。

でも。ああ、読んで良かった。そう思える作品であった。

河合作品には女性ファンも多いと思うがこの作品は主に男性に合っている。
特に20歳以上の方に強くお薦めしたい。

その理由としては。

一、大人のバトルだ。
他作品と比べバトル色が特に強い。競艇バトルの面白さは作家河合克敏だから描けた面白さ。
この徹底的取材の上に紡がれた物語は冨樫作品とはまた違った大人の楽しめるエンターテイメントとして仕上がっている。

二、臭っ!
キャラがとても人間臭い。単純に割り切れぬ人のこころ。そして恋愛も大人の味わい。
青島さんは悲しすぎるし超脇役小林さんのお話を解する事は小中学生じゃムリ。
才能の無い人間があがいてあがいてそれでも前に進もうとする姿に感動できるのは苦渋をなめまくった大人の特権。

三、ギャンブルだもの
もーれつに競艇場に行ってみたくなる。そんな時成人なら問題なし。
舟券を買えばさらにマンガが面白くなる(?)

その他御当地競艇場が出てくるの楽しみの一つ。(我が県にもあります)
またトリビアとして競艇という題材は編集者に薦められての事らしい。自分に無縁だったテーマをこれだけ面白く描ききるのはやっぱ凄い漫画家だよこの人。

まぁ、そんなこんなで最後に一言言わせてくれよ。

競艇は水上の格闘技。

「モンキーターン」は静かに熱い!










ナイスレビュー: 4

[投稿:2010-05-09 01:46:42] [修正:2010-05-09 02:30:33] [このレビューのURL]

8点 わすれなぐささん

競艇、どうでしょう、非常におもしろい


私は競艇のことをほとんど知らなかったが、この漫画を読んで以降、テレビで競艇を見ることが楽しみの一つとなっている。競艇を知らない人が競艇を見たらあっという間に終ってしまい、順位もあまり変わらないし、トップが独走してしまいつまらない、という感想を持ってしまうことがあると思う。実際に私もそうであったから分かる。だがこの漫画を読めば競艇の駆け引きの奥深さや戦略など、競艇の楽しさが分かる!

それだけでも価値のある漫画だが、もちろんこの漫画自体もおもしろい。実際には無理であろうが、私達素人でも「この状況だったらこの作戦が有効だ」というような感じで楽しみながら読むことができる。

ワクワクしながら読める良作である。オススメ

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-03-29 21:19:46] [修正:2010-03-29 21:19:46] [このレビューのURL]

9点 わんずさん

競艇というものに対して、よくこれだけのことを詰め込めるなあ、と関心しました
波多野がスクリューで怪我するあたりでは、リアリティがあって、漫画でこんなことを現実に起きたように進めていくあたりはうまいなあと思います
作画、心理描写、たまに入るギャグなども作者独特の雰囲気が味わえます
好き嫌いは人によってあると思いますが、最初にも書いたとおり競艇というテーマを分かりやすく、楽しめるように書く作者に敬服です

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-03-20 19:33:13] [修正:2010-03-20 19:33:13] [このレビューのURL]

8点 canさん

おお、危ない危ない。青島さんのあまりの可愛さに、危うく12点をつけるところだったぜ・・・
冷静になってみて8点。3分の1カットです。30巻のうち3分の1は青島さんの分です。10巻分が青島さんです。そう考えるとなんだか幸せな気分になれますね。

さて。

内容についてですが、絵も話も非常に丁寧で、面白いです。作者の漫画に対する真摯な姿勢には脱帽ものです。この作品は本当に、漫画の教科書にしてもいいくらいじゃないでしょうか。
綿密な取材というものがどれだけ作品の面白さに関わってくるのか、この漫画を読んで思い知りました。
作者独特の空気感も好きなので、『とめはね!』も期待しています。


それにしても青島さんは、本当に反則級に可愛いなぁ・・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-21 02:11:01] [修正:2010-01-21 02:11:01] [このレビューのURL]

3点 covさん

完全に自分に合わなかったのでしょう。
時間つぶし以外では読まないと思う。

多分、画が淡白すぎたのかな・・・
後、主人公のキャラクターが嫌いなのかな。
とりあえずピンとこない作品でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-19 00:05:49] [修正:2009-12-19 00:05:49] [このレビューのURL]

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