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7.33点(レビュー数:53人)

作者冬目景

巻数7巻 (完結)

連載誌月刊コミックバーズ:1996年~ / 幻冬社

更新時刻 2011-01-12 13:01:03

あらすじ 羊の群れに紛れた狼はさみしい牙で己の身を裂く・・・
高城一...
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羊のうたのレビュー

点数別:
16件~ 20件を表示/全43 件

7点 よつやさん

雰囲気漫画だと思います。
全編を通して暗い雰囲気が漂う漫画です。こういう世界観が好きな人にはよろしいかと。

個人的にそういった雰囲気は好きですし、話の設定も面白いんですが、それだけで終わっているのが悲しい。
好きですけど、いまひとつって感じですかね。

吸血病があることにおける心の葛藤や、死に対する恐怖、生への執着などの描写が弱い。
なんか弱い。
あるいは吸血という、狂気のフェチシズムをもっと描いてもよかったかも。

こういった作品はそのような汚くて醜い鬼気迫る心理描写をもっと表現しなくてはいけないと思う。
また、そんな人間の暗部を逆に美しく、愛おしく表現することが芸術なんだと思う。

それが絵画や小説、映画にできていて、漫画が未だ到達できていないことの一つではないでしょうか。
(絶対数が少ないというだけで、もちろんそれが表現できている作品もあると思います。)
それを見事に表現できる漫画がそれなりに出れば、漫画という文化の可能性も広がると思う。
個人的に、漫画が娯楽の域を超えられない理由は、一つとしてそれにあると思います。

作者はそのようなものを出そうと努力していましたが、如何せん弱い。
そういった表現不足が、結果的にライトな最終話を導いてしまったのでしょう。

漫画の未来のために頑張れ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-05-20 03:08:05] [修正:2009-05-20 03:08:05] [このレビューのURL]

8点 カメ田さん

このサイトのレビューを見て全巻購入しました。

ネガティブ要素を前面に押し出した作品です。
こういう漫画は読んだことありませんでしたが、かなり引き込まれました。

万人にウケる作品ではないと思うので、購入前に立ち読みすることをお勧めします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-12 00:41:30] [修正:2009-04-12 00:41:30] [このレビューのURL]

7点 あんりさん

無味無臭で乾いた雰囲気

だからこそ際立つものもある

グイグイ引き込まれると言うより
どうにも放っておけない、という気持ちにさせる漫画

個人的に 題名、登場人物の名が 色添えしていて良いと思う

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-04-01 00:33:22] [修正:2009-04-01 00:33:22] [このレビューのURL]

8点 ミドリちゃんさん


よくこの作品を書ききったと思う。
未来がないとかよく耳にするが,この作品ではその重さが違う。
本当に本当に,未来がない。
まだ救いのある終わりで良かった。
それでも凄く悲しい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-20 21:27:00] [修正:2009-02-20 21:27:00] [このレビューのURL]

10点 fasterさん

こんな救いのない漫画見たことない。
作者の美しくどこか暗い画風とマッチしている。

大胆でありそれでいて繊細な構図にも引き込まれるところがある。

個人的には八重樫さんのキャラが特に好みだ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-02-03 22:50:46] [修正:2013-07-25 01:09:47] [このレビューのURL]

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