羊のうたのレビュー
7点 朔太さん
作者は、執筆を始めるにあたり「とにかくメチャクチャ暗くて救いが無くて破滅に向かってGO!な話を描く」と構想したらしい。まさにその通りのシナリオが最初からあり、6年半の連載で実現した。
「羊のうた」という表題も最終話近くまで不明だったが、千砂のセリフを通して「私たちは、羊の群れに潜む狼なんかじゃない。牙を持って生まれた羊なのよ。」と説明させている。
最終局面に至るまでは、破滅しかない苦悩を巡って行きつ戻りつが繰り返され、正直退屈ではあった。しかし、全般的に文芸作品以上の精神の掘り下げがあり、登場人物が少なく、その全て善意の人で構成されるため、俗世的な不愉快さを排除したピュアさを演出している。
純和風の家屋と和服で通す千砂の恰好も相乗効果を生んだ。
一言でいえば、文芸作品を題材にした舞台廻しを観る、というところか。
さらに、冬目景の他の作品も今後読んでみたくなる。
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[投稿:2016-06-01 05:04:54] [修正:2016-06-01 05:04:54] [このレビューのURL]
8点 デビルチョコさん
名作。
絵で語っています。。
切ない物語。
救いようのない話ですが、描写が美しかったです。
最後も良かった。
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[投稿:2015-02-15 11:57:32] [修正:2015-02-15 11:57:32] [このレビューのURL]
8点 そらまめさん
一巻から七巻まで続きが気になってしまい一気読みしてしまう漫画
何度読み返しても続きが気になる。自分はそれほどまでにこの作品の独特な雰囲気に呑み込まれてしまう
名作
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[投稿:2013-09-11 12:16:00] [修正:2013-09-11 12:16:00] [このレビューのURL]
9点 ニカイドウさん
冬目作品では一番好きです。(結局、落ち着いてしまった感じで・・・)
画風とやや暗さのあるストーリが特にマッチしているイメージです。
現代に近い作品なのに、どこか昔風の空気が漂ってる感じが良いです。
ストーリー性も巻数も申し分ない感じです。
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[投稿:2013-01-22 05:19:32] [修正:2013-01-22 05:19:32] [このレビューのURL]
5点 勾玉さん
出てくる主要人物が全員陰気‥、
ストーリーも終始どんよりとしていて
メリハリが無く淡々としてます。
それが逆に良さでもあるんでしょうけど
自分には合いませんでした、でも結末は好きです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-01-03 13:15:48] [修正:2013-01-04 17:10:43] [このレビューのURL]
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