サンクチュアリのレビュー
9点 Masakiさん
劇画として政治面、暗黒面と両面からきっちり起承転結を描き切った正に傑作です。
ストーリーについては省略しますがヤクザ側での出てくる敵役や味方側のメンツがどれもインパクト抜群、個性的で素晴らしいです。
特に渡海さんの破天荒ぶり、主人公への一途な傾倒ぶりは清く正しい?ヤクザでとても好きでした。
また政治面では伊佐岡幹事長のインパクトが強く、この悪党をどうやって議員の椅子から引きずり下ろすか・・・と思わせてくれます。
本来このような壮大な話は中だるみが起きやすいのですが、ご都合主義な面もあるものの全12巻と絶妙な長さでまとまっており、一気読みできる量ですし、ふとした時に読みなおすのにも最適です。
この作品を読めば政治に興味が湧くこと請け合いです、劇画なので絵柄は人は選びますがちょっとでもピンときたらまず手にとって見てください、一気に引きこまれます!
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[投稿:2013-09-15 10:50:39] [修正:2013-09-15 10:50:39] [このレビューのURL]
6点 pazzoさん
冷静になって読めばオイオイ・・・、ってなるんでしょうが、テンポが良いのであまり気にならない。
リアリティ云々は作者もある程度割り切ってるかな?
予想通りの展開から予想通りの結末まで、安定感十分に突っ走ってくれます。
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[投稿:2013-08-29 08:37:29] [修正:2013-08-29 08:37:29] [このレビューのURL]
9点 cottinさん
取り扱っている題材が政治と難しいネタなのにもかかわらず、書ききったなあと思った。読者が思っているような政治の闇を描き出し、それを修正する二人の若者。すごくわかりやすい構造でよかった。政治について考えさせられるきっかけになった。みんなに読んでほしい。
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[投稿:2013-08-22 19:08:20] [修正:2013-08-22 19:08:20] [このレビューのURL]
7点 DEIMOSさん
ヤクザ&政治両面からの世直し系劇画。
まだバブル期の名残ある時代に始まった漫画であるが、世直しの気風に満ちた若者たちがいわゆる「体制」側に戦いを挑むところは、今読んでも十分に楽しめる。昨今、世直し漫画といえば、キーチVSやデストロイ&エボリューションのように「テロ」に題材を移す傾向にあるが、本作は、「ヤクザ」と「政治」という光と闇の2つの統治機構を二人の若者が中から変えていこうとするもの。
その過程は、「暴力」と「権力者の弱味を握る」ことの繰り返しだ。細かいリアリティを追求すれば、ツッコミどころは多々あれど、その展開のテンポの良さは心地よい。お前ら、愛人とセックスするときくらいちゃんとドアのカギかけとけよ!、とか、ここでソイツ殺しちゃうの?!とか、そんなパターンも読み進めていくうちに楽しめるようになってくる。さすが武論尊先生。
絵は、静止画の劇画としては、秀逸。巧い。特に、女性は現代でも通用するエロさ。が、動きはないし、バタ臭さは否めないのだが、一時代を築いた池上先生の絵なのでそれはそれで楽しめる。
本作が連載されていたのは、90年代初期から中期。細川内閣や村山内閣等、連立工作によって目まぐるしく政権が交代していた時代だったからこそ、共闘体制を模索する「劇場型政治」のダイナミズムが注目されたのだろう。が、今や、日本は、国政選挙による2度の政権交代を2009年と2012年に目撃した。そういう意味で、改革の期待感と失望感の双方を既に経験した現代人にとって、この漫画は絵空事ではなく、よりリアリティのもった世直しバイブルとして受け止められて然るべきかもしれない。
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[投稿:2013-02-25 01:58:15] [修正:2013-02-25 01:58:15] [このレビューのURL]
7点 きひべどさん
絵がとても古臭いなと思いました。
内容は面白かったのですが自分には合わない作品。でも最終巻まで読んでしまいました。
それだけ集中して読む事ができる漫画です。
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[投稿:2012-05-23 09:31:39] [修正:2012-10-08 12:27:47] [このレビューのURL]
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