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6.37点(レビュー数:16人)

作者つげ義春

巻数1巻 (完結)

連載誌ガロ:1968年~ / 青林堂

更新時刻 2012-07-23 01:08:20

あらすじ 海岸でメメクラゲに腕を噛まれて静脈が切れた主人公の少年が、医者を求めて奇怪な街を放浪し、不条理な目に遇うという話。

備考 全集第6巻収録。

作中の「メメクラゲ」は、作者が「××クラゲ」と表記したのを編集者が勘違いして写植したもの。誤植の歴史に名を残している。しかしながら、作者はこの誤植について、当時の編集者に「メメクラゲのほうが作品に合っているような気がするね。」と言っている。

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ねじ式のレビュー

点数別:
11件~ 15件を表示/全16 件

5点 まれらさん

比類なき作品であることは間違いないが、世間の評価ほどには面白いと思わない。
心象風景の残滓が随所に見られ、どっしりと読み応えはあるのだが、チヨジやべんさんや李さんが織りなすピラミッドの頂点に存在していることを「読者が知っている」からこそそう感じられるのだと思う。
単体の評価としては正直3点がいいところだが、つげ作品のカンバンであることに遠慮して5点献上。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-11-22 01:15:09] [修正:2007-11-22 01:15:09] [このレビューのURL]

6点 souldriverさん

正直に言うと全くもって意味不明。
でも偶然の誤植がこれほど洗練された異世界観と謎めいた空気を生み出してるのは何かしら必然性のようなものがあったのか?

個人的にシュールレアリズムや頽廃主義的な表現は趣味じゃないのでよく分からないけど、この作品の放つ異臭(良い意味で)は感じ取ることができた。好きな人にはツボにはまるのではないかと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-07-18 19:44:39] [修正:2007-07-18 19:44:39] [このレビューのURL]

8点 ROVOさん

まるでこの世の終わりのような不気味なトーンで淡々と進んでいく不条理な世界。
普通じゃ思いつかないような世界観やセリフがすごく衝撃的でした。
ポール・マッカートニーは夢の中であの名曲「Yesterday」を作曲したそうだが、この作品もまた同じく作者・つげ義春が実際に見た夢をモチーフに描かれたのだとか。
たしかに夢って話の脈絡がデタラメだったり、感覚的だったするけれど、この人はもう天才的にぶっ飛んでる気がする。

この作品の捕らえ方は本当に十人十色、読む人の感性次第だと思う。
だから、もしなにを楽しむのか解らないっていう人がいたら、いっそ自分が一番楽しめる読み方をしちゃえばいいと思う。
ちなみに僕は、わりと不条理ギャグとして楽しんでいる部分が多かったりします。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-05-17 03:28:07] [修正:2007-05-17 03:28:07] [このレビューのURL]

5点 natyuさん

一時代前、カルト的な評価を得た作品。
しかし意味不明。理解不能。この作品の素晴らしさを理論的に論ずる事ができる人はそうはいないと思います。
冒頭から終わりまで、異様な感覚に陥りましたが安易に高得点も低評価もできません・・・・・・
あれですね。ピカソの抽象表現画を見たような感覚。
本物のシュールっていうのはこういうものなんでしょうね。
ただ僕はこういう抽象的なタイプの物から感銘を受ける事はできません・・・・・・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-04-19 23:20:22] [修正:2007-04-19 23:22:04] [このレビューのURL]

4点 DEIMOSさん

正直、採点不能、というのが正しい表現かも。

一時代の影のムーブメントを形成したという歴史的な意味では偉大なのかもしれないが、今これ読んでも・・・。

つまらなくはないが、とりわけ記憶すべき作品とも思えない。

元ネタが夢なのだから、記憶に残られても困るんですけどもw。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-03-13 02:41:28] [修正:2007-03-13 02:41:28] [このレビューのURL]

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