あらすじ 父の死の謎を追う少年飛鳥了。その内に悪魔(デーモン)は人間の理性が無くなったときにその体を乗っ取れるという仮説を打ち出す。親友の不動明を誘い,逆に悪魔の体の方を乗っ取ってやろうという計画を打ち出し,結果として不動明はデーモンの勇者アモンと合体し意識を乗っ取り,デビルマンになった。そして来たるデーモン軍団を迎え撃つ!!
備考
既存の少年漫画になかったエログロ、終末的思想、後半からの凄まじい展開は当時の読者に衝撃を与え、後年輩出された名作には少なからずこれの影響を受けたものも存在すると言われる。
70年代を代表する作品。
また、作者にとってもお気に入りの作品らしく文庫化や豪華版などにされたときには大幅の加筆修正も行っている。
デビルマンのレビュー
9点 穴子さん
これほどまで残酷で絶望的な結論を、5巻程度の量で描ききっていることに圧倒された。
正直、ここまで驚かされた作品は、なかなかなかった。
「被害者から加害者に・・・」
デビルマンのこの発言とあのシーンに、「生物の本質」がぎっしり詰まっている。
イレーヌ、人面魔獣などなど、この作品に「画力がない」とは到底思えなかった。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-05-20 11:11:15] [修正:2009-05-20 11:11:15] [このレビューのURL]
8点 すだちちゃんさん
鬼気迫るといった表現がぴったりの作品だと思います。
精神的に読者に訴えるものが凄いです。
アニメ等のイメージで軽く読み始めたら
心理的にダメージを受けてしまうかもしれません。
しかし、それこそがこの漫画の一番の魅力かと自分は思います。
読む人はぜひ5巻通して読んでみてください。
いろんな意味で世界観が変わるかもしれません。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-23 14:24:00] [修正:2008-09-23 14:24:00] [このレビューのURL]
10点 デスぺラードさん
原点にして頂点。日本が世界に誇れる漫画のひとつでしょう。
救いようのないラスト(見方によっては最高のハッピーエンド)へと全速力で突っ走っていく最終章はただただ圧巻。震えが止まりません。「始まりは終わりの始まり、終わりは始まりの終わり」を地で行くラストです。
永井豪が渾身の力で(視覚的にも感覚的にも)ぶつけてくる余りにも重過ぎる「人類は救われるに足る存在なのか?」
「こんなに堕落してしまった人類を救うくらいなら、一度リセットしてしまってもいいのでは?」というテーマ。
多かれ少なかれ必ず読み手は衝撃を受けるでしょう。
また、映画を趣味とする人間ならば、間違いなく知らない人はいないであろう実写版デビルマン。
こちらはお勧めしません。永井豪がこの作品で伝えたかったであろうことが三文小説のラブストーリーに摩り替わっています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-08-28 23:59:54] [修正:2008-09-07 23:03:09] [このレビューのURL]
9点 kenkenさん
最初は絶対こういう結末考えてなかったんだろうなー
後付の連続なんだけど、それがまさに悪魔じみているくらい成功した最初で最大の作品
ラストは画力がどうとか整合性がどうとかを超越した鬼気迫る迫力です
他人のレビューに口出しするのはよくないんだけど、これだけは
「古臭い」とか「絵が生きてない」とか「後の〜の方が秀逸」とか「前評判ほどじゃない、だからあえて1点」みたいなレビューにはさすがに閉口します
あのラストで「絵が迫力不足」とか抜かす人は普段今時の漫画しか読まないのでしょうか?
この漫画が後の作品へ与えた影響は計り知れないものがあります
それを含めて評価しろ、とは言いませんが明らかに影響を受けている作品と比べて本作を貶めているのは愚の骨頂という他ありません
ひねた評価ではなく正当な評価を受けるべき作品だと思います
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-08-28 22:28:10] [修正:2008-08-28 22:28:10] [このレビューのURL]
4点 !根こそぎ般若!さん
うん、評価はこんなもんかな。
リアルタイムに見てなかったというのが大きいのかも。
なんとなく古臭いし、リアリティーがゼロ。
完成された作品ではあると思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-09-13 00:52:35] [修正:2007-09-13 00:52:35] [このレビューのURL]
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