あらすじ 父の死の謎を追う少年飛鳥了。その内に悪魔(デーモン)は人間の理性が無くなったときにその体を乗っ取れるという仮説を打ち出す。親友の不動明を誘い,逆に悪魔の体の方を乗っ取ってやろうという計画を打ち出し,結果として不動明はデーモンの勇者アモンと合体し意識を乗っ取り,デビルマンになった。そして来たるデーモン軍団を迎え撃つ!!
備考
既存の少年漫画になかったエログロ、終末的思想、後半からの凄まじい展開は当時の読者に衝撃を与え、後年輩出された名作には少なからずこれの影響を受けたものも存在すると言われる。
70年代を代表する作品。
また、作者にとってもお気に入りの作品らしく文庫化や豪華版などにされたときには大幅の加筆修正も行っている。
デビルマンのレビュー
9点 hinohikariさん
評価が良かったので読んでみましたが衝撃的な作品でした。
自分が生まれる20年も前の作品なので、勧善懲悪もののヒーローモノかなと期待をしていなかったのですが、、、
スゴイです!!!期待を超えすぎ
ベルセルクなど、絶望系の漫画は何作品か読んだことがありますが、これ程絶望させられる作品は初めてでした。
というより救いが無さすぎです。。。。
どんどん回りの人間、世界が狂い、主人公までも狂い始め、救いがあるのか!!!と思わせた所で、今では考えられない様な絶望が起こされる、ラストの流れの勢いは期待していなかった分、心が震わされました。
たぶん・・・今やれば批判が殺到しそうな・・・
やはり40年も前の漫画なので、昔だなーとか思う点、気になってしまう点は多々ありますが、
それでもたったの5巻でこの衝撃、勢いは最近の作品では味わった事がありませんでした。
ぜひ同じ平成生まれの方にも読んでもらいたい作品です。
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[投稿:2014-08-26 06:21:41] [修正:2014-08-27 08:33:41] [このレビューのURL]
9点 ITSUKIさん
今更ながら読みました。
大した事はかけませんが、この短さでよくここまでまとめられるなぁと。
設定の勝利って感じです。
序盤に贅沢にページを割いているので、その奇抜な設定を違和感なく導入させています。
某シーンは非常に有名だったので知っていたのですが、それでもそれに至るまでの過程の描写が物凄い。
永井豪先生の作品をまともに読んだのは初めてでしたが、
終盤はやはり何かが作者にのりうつったかのような狂気を感じます。圧倒的。
ちなみに文庫版で読みましたが、他の方も触れているように、偉人編を無理に本編の途中にねじ込む必要があったのかと疑問です。
絵柄が明らかに前後と違っていて洗練されており、後で描かれたのが一目でわかりますし、本編の後に影響あるような伏線もありません。
単純に外伝としてよかったんじゃないかと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-04-30 23:23:26] [修正:2013-04-30 23:23:26] [このレビューのURL]
10点 pazzoさん
最終巻の怒濤の展開は完全に永井豪に何かが乗り移っている。
一気に読み終えてしばらく何もする気になれなかった。
ガンメン、シレーヌなど、印象的なエピソードも多い。
粗も多いが、永井豪に乗り移った何かがそれをすべて吹き飛ばす、漫画というものが成熟していないからこそ生まれてであろうざらざらして、それでいて飛び抜けた作品。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-03-11 17:10:54] [修正:2013-03-11 17:10:54] [このレビューのURL]
7点 勾玉さん
終盤の種明かしと衝撃的な展開が秀逸で
単にデビルマンとデーモンの死闘を描いていた漫画から
壮大な叙事詩の一端を思わせる漫画へと飛躍します。
伏線の巧みさによって成功しているのであって
ああいった幕引きでも納得出来る作品っていうのはそうは無いでしょうね。
結末を読んだ後に冒頭を読み返すと、
より感慨深いものがあります。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-10-21 10:58:13] [修正:2013-01-18 19:24:29] [このレビューのURL]
5点 ぴかちゅうさん
ここのレビューがよくて、巻数も少ないので読んでみました。
他の方も言われているように過去の偉人編?みたいなところで少しだれてしまった感じがありました。
またヒロインが主人公がデビルマンになって強くなったら、メロメロになってしまう単純さに冷めてしまうところも...
後半のテンポはすさまじく
結末にも衝撃をうけました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-08-20 17:44:48] [修正:2012-08-20 17:44:48] [このレビューのURL]
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