シグルイのレビュー
7点 souldriverさん
かなーり敬遠していた作品。周囲の熱い推薦もあってこのたび思い切って読んでみた。
やっぱり最大の不安材料だったあのグロテスク表現は凄まじく、1巻の時点で何度か読むのをやめようかと思った。しかし読んでいくうちに徐々に気にならなくなっていってしまった自分がちょっと怖い。
絵もさることながら登場人物も一人残さず狂人。それも常識の範囲内では考えられないような狂いぶりで、逆に惹かれるものすらあった。思えば絵が気にならなくなったのも、この狂った人間像と完全にマッチしてるからなのかもしれない。
そんな副次的な要素に目が行きがちだけど、どんどん読めてしまうのはストーリー自体に魅力があるからに違いない。最初に衝撃的な情景が見せられ、それから過去に戻るという構成になっているので、何気に先が気になる。
面白い、というのが素直な感想。ただ面白いだけじゃなくて、人によっては麻薬的にハマる魔力を持ったマンガだと思った。幸か不幸か、僕は「まだ」その領域には行ってないけど。
全く万人にお奨めできるような代物ではないけど、臓物がOKな人はなんだかんだ楽しめるんじゃないかな。
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[投稿:2007-06-27 01:35:16] [修正:2007-06-27 01:35:16] [このレビューのURL]
7点 バラハさん
この作品のすごいところは登場人物が誰一人としてまともではないところだと思う。
皆かならずどこかに狂気をはらんでおり、当初正常だった人物は次第に回りの狂気に飲み込まれるように正気ではなくなっていく。
一見すればグロテスクともとれる描写も読んでいくにつれ美しく妖艶に感じてきてしまう。
まだ未完のため点数は7にしておきますが本当はもっと高得点をつけてしまいたい作品です。
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[投稿:2007-01-10 17:18:56] [修正:2007-01-10 17:18:56] [このレビューのURL]
8点 パンダマンさん
もう狂ってる。出てくる奴出てくる奴、おっかないくらい狂ってる。
死を賭けたやりとりはここまで人間を狂気に追い込むのかってくらいビリビリしたヤバさが伝わってくる。
だからなのか、笑顔がすごい怖い
登場人物の誰かが笑っただけで、いやーな空気が漂う
血なまぐさい行いの前兆みたいな感じでドキドキしてくる
後、よくわからないけど、表紙とかで腸が飛び出る。たぶんパッと開いたページにも飛び出してるはずだ。なに表してるのかわかんないけど狂ってる感はでてる
ものすごい狂気の密度は、なぜか読むのを止まらなくなるさせる
この作者どっかおかしいけど、すごいな
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[投稿:2006-11-29 04:34:10] [修正:2006-11-29 04:34:10] [このレビューのURL]
7点 はと時計さん
設定はシンプルだが、実に奥深い。
最初のシーンで今後の展開
を示唆するような描写をしたにも関わらず、
なお混沌として先のよめない面白さがある。
また、剣士の持つ狂気が見事に表現されている。
さらに道場に潜むマゾヒズムの描写は秀逸で、
物語の奥行きを一層深めている。
構成力があって見せ方が上手いので、そうした要素
を詰め込んでも軽やかで凛とした物語に仕上がっている。
期待の一作。
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[投稿:2006-11-18 23:46:09] [修正:2006-11-18 23:46:09] [このレビューのURL]
7点 ごまあぶらさん
噂通りのイカレよう。
狂いっぱなしは、むーざんむーざん。
臓物撒き散らし、むーざんむーざん。
脳漿落ちてきて、むーざんむーざん。
切り刻まれて、むーざん。
素手で身体をもがれて、むーざん。
壊れたカラダ、ココロ、ひとひとひと、むーざんむーざん。
死狂い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-05-15 08:07:03] [修正:2006-05-15 08:07:03] [このレビューのURL]
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